尾道は歩いてなんぼのまち。
尾道から帰って来ました〜。
尾道は若者やカップルの旅人が多く、私はちょっとばかり?浮いていたかも。
早咲きの桜と蜜柑の木がある高台の広場、見晴らしのいいベンチには、カップルさんたちが2組占拠済み(汗) 夕暮れだし、海も見られるし、ロマンチックなことこの上なし!
しかたなく蜜柑を狙う鳥を撮影(汗)
しかし尾道、あんなにお寺が密集しているとは!
しかも踏切の向こうが、石段を挟んでのお寺や墓地というのもザラにあって、斬新な光景にカルチャーショック。石段を切断する踏切や、踏切をくぐり抜ける小さなトンネルがいっぱいあるのも楽しい(旅行者には)。
こんなパンチのきいた床屋さんも発見。(画像をクリックして拡大してみてください)
なんと狛犬が守る市役所! もちろん向かいには吽形の狛犬もいらしゃった。
ロケ地巡りとはほど遠い、町歩きと路上観察とお寺巡りになった、歩きに歩いた濃い2日間。というか、1日目は午後半日プラス2日目午前半日の旅。行きと帰りの電車が新快速と普通列車なので、片道5時間以上かかったからね。
それでもさすがに、あの男の子と女の子のカラダが入れ替わる映画のロケ地「御袖天満宮」は行きましたよ! 時間ギリギリだったけどね。それにしても、この石段の傾斜のすごいことったら!
尾道は徒歩圏内で、ぎゅっと凝縮された場所にいろんな見どころがあるので、やはりとても予定していたところ全部は、とうてい回りきれなかった。驚きとカルチャーショックの連続で、観光スポット以外にも 私には面白さ満載の町だった。
廃屋もいくつもあって、「空家プロジェクト」で若者たちがゆるく頑張っていました。『ホホホ座』もその一環。
よくばる旅の収穫はいかに?
今回の旅の目的は、いつもにましてテンコモリだ。
まずはわかりやすいところで、「尾道の風景印」を目標としては6個集めること。その道々で尾道のマンホールデザインを見つけては、カメラで採取すること。
猫に出会うこと。本物はもちろん、道端にある石猫や、ミュージアムに猫グッズが販売されているという情報を得たので、時間があれば探索してみること。
お寺巡りもできるし、商店街もあるし、海も眺められる。ロープウェイで山に登ったり、徒歩で下ったりもする予定だ。
「招き猫博物館」にも行ってみたいが、木曜定休なのでこれは難しそう。昨日書いた『ホホホ座』も木曜定休なので、今後もし尾道にいくことがあるとすれば、次回は木曜をハズした方がよさそうだ。ラーメン店もお土産物屋さんも木曜定休の場所が結構有る。
もちろん本来の目的は大林監督の映画のロケ地巡りなのだが、本来の目的を忘れてしまうかもしれないほど、見どころ満載の場所なのである。
グルメにしたって、カフェや甘いもの屋さん、海の幸は言うに及ばず、尾道ラーメンや広島焼き(お好み焼きの焼きそばプラスバージョン)をアレンジした「尾道焼き」だってある。私が帰った翌々日には「レモン祭り」というレモンの大盤振る舞いらしいイベントだってあるのだ。ぐやじい。
さて、どれだけのことにアプローチできるのだろう。その報告は、また後日。
(予約機能にて前日に投稿しました)
ぼんやりしてたらホホホに当たる。
グーグルマップでぼんやりと尾道駅周辺の地図を眺めていたら、『ホホホ座 尾道店コウガメ』という文字が目に入ってしまった。
えーっ!!? 『ホホホ座』って!
言わずと知れた京都のユニークな書店『ガケ書房』の同じオーナーとその仲間たちが、オープンした本屋さんの新しい店名である。一度聞いたら忘れない名前だ。
『ガケ書房』は、そのうちにと思っていたら、「そのうち」が来ないうちに閉店されてしまった。「そのうち」っていうのはきっと、私の嗅覚がなんとなく「肌合いが違うのかも・・・」と感じていたからかもしれない。車が壁に突っ込むビジュアルも「うーーん?」という感じだったが、本好きの人は一度は行くべき本屋さんだったのかも。本も雑貨も自由に置くヴィレッジバンガード系の本屋さんだったように記憶しているが、なにせ行ってないから、単なる先入観で違うかもしれない。
そんなガケ書房が新しく『ホホホ座』と名を改めて再出発されたのだ。
そんな京都の『ガケ書房』あらため『ホホホ座』本店にも、まだ 行った事無いのに、いきなり支店かよ!とも思うけど、旅先で本屋に行き当たるのは、もう私のサガとしか思えない。雑貨も焼き菓子もあり、新刊書もある古本屋さんらしい です。
でも木曜定休で、金曜も12時からしかオープンしてないから、難しいかなあ。帰りギリギリ。夢中になりすぎて電車に遅れないようにしないと(汗)
『結婚式のメンバー』
今日は読書会。テキストはマッカラーズの『結婚式のメンバー』。さあて、残り50pをがんばって読まなきゃ! って、当日の朝に50p残すなんて、無謀にもほどが。
それでも当日の朝に読むと、切羽詰まってるいるせいか、読書がカラダに沁み入るように入って来て、「当日の朝に残しておく」!!のが、すっかり習い性になってしまった。いけないいけない。今日なんか、年度末の大事な〆の日なのに、ホントにギリギリだったし。
それでもアメリカ文学を読むと、大学2回生で1回の授業で1短編読んだ、キビシイ英文講読(アメリカ文学珠玉短編集を読破)の授業思い出すなあ。寡黙な先生だったが、静かに「予習しない人は授業に出ないでください」とおっしゃったのが、シンと静まり返ったなかで、逆に迫力だった。ジェントルで、たまにぼそっと面白いコトを控えめに言ったりする先生は、好きだったし。
中でもキャサリン・アン・ポーターの短編に感激して、同じ気持ちの友達と盛り上がって鴨川沿いに2時間以上徒歩で、おしゃべりしながら京都駅まで帰ったりし たっけ(彼女は駅近くがお家だった)。途中のサーティワンでアイス買ったりして。懐かしいなあ。
『結婚式のメンバー』は、はちゃめちゃな思考と行動のアメリカの田舎の小娘が、うだうだと悩んでいる動きのない小説だから、ハー ドル高いかなあ・・・と思ったけど、マッカラーズの良さがわかるひともちゃんといて、ひと安心。描写力のスゴさは理解してもらえるにしても、ヒロインの小娘のはちゃめちゃさに共感してもらうのは難しいと思っていたので。人によりけりかもしれないけど、どんなに年をとっても読者の思春期直前直後の記憶や感情を、鮮やかに引き出してくれる小説であることも実感。思春期に入る前の混乱や矛盾する気持ちに身に覚えがある人は、共感しやすいと思う。
翻訳は村上春樹さんで、僭越ながらうまいとは思えないけど、そこは確信犯で、わざとフラットに客観的に個性を押さえて訳されたのかも。彼の「あとがき」は秀逸で、この小説を読み解く一助になるので、ぜひ「あとがき」から読むことをおススメします。
豪華な残りもの
昨日の晩ご飯は法事の残りものだけど、いや、だからこそ豪華だった。
いつもは揚げ物しか買わない老舗精肉店で(法事のお昼も、ほぼ揚げ物大会だったが)大量のハムや、炭火で焼いたローストビーフを購入。
初購入のローストビーフは、その見かけ通り、「ええっ!?」というほど美味しかった。もちろん購入時 はそのお値段に「ええっ!?」と心の中で絶叫したけれど(笑) でもまあ、仕出し屋さんで個別のお弁当を購入するよりは、ずっと安上がりではあったし、なにより人数の調節もできたし、美味しいものをチョイスできるし。
あ、実家の地面から入手した、今年最初で最後のフキノトウも、からし酢みそ和えにしてみた。夫しか食べないけど。彼の大好物なのです。
残りもの大会は翌日まで持ち越し、今日の夫のお弁当は、ポテトサラダ×ローストビーフサンドの豪華弁当と相成った。残り物、バンザイ!
3回忌終了。
今週はおばあちゃんの3回忌の準備に奔走。片付け、掃除、簡単なお昼ご飯の準備、お供え、引き出物、仏壇のあれこれ、そして座布団、などなど。それでも、メンバーは夫の兄弟家族だけなので、構えることもなく、ラクはラク。
当日人数に変動があったりしたけど、予備(不要とは思われたが、わが家分も作っておいた)を準備しておいたおかげでなんとかなった。お昼ゴハンは個別ではなく、ざっくりと大皿、大鉢より取り分け方式にしていたので、お持ち帰りの分配もできてムダにならず、よかったよかった。
たまにちゃんとした行事があると、しっかり掃除をするから、こういうイベントも必要。ただしその分、お兄ちゃんの部屋が物置と化して、えらいことに!! 彼は仕事が忙しくて来れなかったので、コレ幸いと物置部屋になってしまったのでした。
午後には終了したので、お昼過ぎの家事が終われば、しばし昼下がりのお昼寝。また、なんともぬくぬくして春めいた「お昼寝日和」だったもんなあ。うっとりとまどろむ、しばしの幸せ。