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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

なつかしのクイズ番組

今朝の朝ドラ『ひよっこ」を見て驚愕!! 
乙女寮の乙女たちの中で超優秀な豊子ちゃんが、勝ち抜きのクイズ番組に出る、という設定なのですが、それが、懐かしのクイズ番組「ベルトクイズQ&Q」のパクリとしか思えない! 
しかも司会はその番組と同じ押阪忍さん!! 子ども時代の私はアイドルには目もくれなかったけど、押阪忍さんが大好きできゅんきゅんしてました(笑)から、よく覚えているのです。
(カミングアウトすれば、ほかに竹脇無我さんも大好きでした)
さっき確認したら、やはり「ベルトクイズ」をふまえた演出だったのでした↓

 

www.sponichi.co.jp



ねむたいお盆

今日も9時から仕事の娘は、6時の電車で帰阪した。私も当然5時起きだ。

 

8時前に起床したTくんは、「稀勢の里Tシャツ」を着用していた。相変わらずの相撲好き。そしてテレビで甲子園観戦の合間には、今日もノートPCでお仕事。

 

洗濯機が壊れたので、家電量販店のオープンとともに、H氏と洗濯機を買いに行く。前回は激安商品を購入したので、今回はそこそこ普通のお値段の値下げ品にした。思わぬ出費(泣) 夕方、商品到着&工事終了で、とりあえず安心。

 

帰ってからは柿の木が、見るも無惨な毛虫の木になっていたので、柿の木レスキューとして、お盆だというのに毛虫撲滅作業に没頭する(汗) 午後は疲れきって爆睡。

 

でも晩ご飯を食べたら、やっぱりいつもどおり眠くなる。睡眠時間関係なく、眠くなる。コーヒーを飲んでも眠くなる。そういうお年頃なのだろうか?

 

今週は後半出ずっぱりなので、いまのうちに、家でのんびりしとかなくちゃね。

短期間の4人家族

私の仕事が終わって、H氏の迎えにきてくれた車に乗り込むと・・・

 

えっ!? 
バックシートにKちゃん!! 私は乗り込むまで気付かず、気付いたら驚愕しまくっている私を見て、Kちゃんは爆笑していた。 

 

久々に耳にする彼女の冴え渡る連発ギャグに、車中で私は笑いっぱなし!! 毎日、静かに??暮らしているので、笑いの免疫が薄れてしまい、何を聞いても笑ってしまう。休む暇無く、エンドレスに笑い続ける私に、半ば呆れ気味のKちゃん。


残念ながら彼女の休みは半日だけで、明日朝6時の電車で帰阪するそう。テレビウーマンは多忙だわ〜(汗)


8月のあたまに、私がマンガ・ミュージアムで買ったグッズ(北斎ゴジラのコラボ・クリアファイル&ダンボーのフォトポストカード)をお土産に差し上げる。とても気に入ってもらえた。

 

晩ご飯はすき焼き。作るのが簡単で、豪華で、一人暮らしでは食べられないから。いいお肉だけど、半額シールがついているのは、ナイショ。


夜の8時には息子も合流し、2回目のすき焼き追加。彼は「甲子園でちょっと食べたから」と軽く。相変わらずの野球好き。残ったお肉はH氏がさらっていた(実はH氏はすき焼き好き。でも焼き肉は苦手)。 息子は至って静かで穏やか。彼は2、3日は家にいてくれるそう。
久々に4人が集うお盆のスタートなのでした。

しばし夏休み

残暑お見舞い申し上げます

 

いつのまにかツクツク法師の鳴く、お盆の季節になりました。

 

すみません、ながらくブログを書いていなくて、もしかしたらご心配してくださった方がいらっしゃるかもしれないですね。幸い、私は元気で何事もなく暮らしています。

 

ただ、日中に冷房設備のない「たぬき亭」でブログに熱中すると、しゃれでなく熱中症になりかねず、目下自粛中。熱気の隙をみて、しばらくはFBからの短文をあげていくことにするか?とも考え中です。

 

暑さに負けてダラダラしたり、暑さと短期決戦を繰り広げ除草作業をしたり、真っ向勝負で京都に出かけたりもしています。そんな風に、夏に負けたり勝ったり?しながら、なんとなく夏を乗り切っているところ。

 

まっさらの青春18キップを眺めてちょっと焦り気味なので、夏の終盤には怒濤の大移動を繰り広げるかも?? 今のところ8月中に倉敷に行く以外は、まったく白紙で未定なんですけどね。

 

ということで、しばし夏休みをいただいています。まもなく復活できる、かな?

 

(それでも日々の記録はFBで更新中です。最近忘れるのが早くてね。

  買い物も、メモ必須です!)

木山捷平/著『山陰』を読む

話は前後するけれど7月末日はとんでもなく暑かった。とても冷房のない「たぬき亭」で過ごすことは出来ず、軽く冷房をかけた居間で読書をすることにした。

 

ずっと前にブックオフで100円で購入した『ちくま文学の森』シリーズの1冊『旅ゆけば物語』(単行本)というアンソロジーに入っていた『山陰』という短い紀行文を読んだ。買ったはいいが、ずっと未読だったこの本に、この日ネット検索中に、木山捷平さんの作品が『旅ゆけば物語』に取り上げられているが判明したので、読んでみようと思ったのだ。図書館は休館の月曜日だったしね。

 

www.chikumashobo.co.jp

 

発端は昨年の倉敷行きの車中。倉敷に到着するまでに、古書店蟲文庫』の店主・田中美穂さんが書かれた『私の小さな古本屋』を読了した。その中で作家・木山捷平さんのことが書かれた部分がとてもよくて、「木山捷平、その名前、覚えておくぞ!」と心に刻んでいたのだ。

本の中では特に、木山氏も田中さんも3月の早生まれで、小さい時にはクラスメイトがなんなくできることがなかなかできずに苦労されているという話に大共感。何を隠そう彼等より若干早いとはいえ、私も3月生まれなのだ。そのときのブログ記事は下をご参照↓

紙魚子の小部屋 パート2(2009秋〜) - 2016年8月25日の記事一覧

 

ということで、ひもとく『旅ゆけば物語』の『山陰』。

 

ひもといてびっくりした。

なんじゃ〜こりゃ〜! 面白いじゃないか〜!! この文章の妙味ったら(笑) 

文芸、というコトバは彼のためにあるんじゃないか、とめまいがするほどだった。こんな驚きは久しぶり。


夏にぴったりのゆるゆるな内容と、とぼけた文章は、まるでレゲエを聴いているような気分。

 

なんだかわからないけど、この夏は「木山さんテイスト」で行こうと決意したほどだ。
しかし、よく考えたら、私の中の「木山さんテイスト」が彼の文章に呼応しているので、決意するまでもなく今までもずっと私は「木山さんテイスト」だったのだ。

 

いや、でも木山さんの足下にも及ばないことにも気付く。

 

「わたしなぞ」と卑下しつつ、自分をないがしろになんてしていない瓢逸な自我。

 

じつにとるに足らないことでも、自分の思うこと(それもどちらかといえば自分が損をする)を強引に通すのでなく、相手を傷つけまいとするばかりに、しょーもない嘘をついてまで相手を納得させて自分の思い通りにしてしまう手腕。戦時中も戦後も、つらいこと、くるしいことを山のように経験してきた人の、不思議なちいさな、自分なりの幸せの見つけ方。小林一茶良寛さまをミックスした印象のあるひとだ。

 

下の本は品切れで本屋さんでは買えないけど、図書館か古書店でぜひ。

www.chikumashobo.co.jp


解説が「東海林さだお」さんというのがナイス!
読書感想文を書くには、相当の読解力と力量が入りそうだけど、そんな必要がない夏の読書にはぴったりかもしれない。

 

 

山岸凉子原画展「光 ー てらす」

昨日あまりの暑さにぐったりだったので、これではいけないと京都へ。逆療法だ(笑) 
いえ、ホントは「まんがミュージアム」で山岸凉子先生の原画展が「中期展示」の最終だったので、なにがなんでもと。あさってからは展示替えがあって「後期展示」がはじまりますからね。(後期展示は前期展示と同じだそうです)

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少女マンガファンならずとも、美術好きにはおすすめしたい原画展。
山岸先生はミュシャやガレが好きで、モノクロの美しさを追求するためビアズリーの画集を買って研究されたそうだ。日本画もお好きで「風神雷神図」をマンガのカラー扉絵に組み込んだりもされていた。


いまさらながら「すごい、すごい!」と驚き、呼吸するのも忘れそうになるくらい見入ってしまう。カラーもモノクロも繊細で美しい。「アラベスク」のクライマックスシーンの美しいモノクロの点描は、素晴らしいアイディア。圧巻。


展示をみるだけで2時間もかかってしまい、おまけに気になる原画で読んでないマンガを下のフロアで読みふけったりして。
彼女が絶不調だった90年代の苦しい時代のマンガは、さすがに「あの山岸先生??」と疑うようなストーリーと絵柄だけど、そういうネガティブなことも含めて、山岸先生のことや作画秘話?をいっぱい知ることができたのは収穫だった。

 

山岸凉子展「光-てらす-」-メタモルフォーゼの世界- | 京都国際マンガミュージアム

 

他に「雪の下京都本店」で、今年初の「かき氷」を食べた。人気店なので、行列だったらやめとこうと思ったら、案外空いていて、すんなり入店できた。でも土日は大行列らしい。

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入り口は

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2Fでした。

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会談途中から下をみたところ。

たぶんすごくレアな人気の無い「雪の下京都本店」店内。最初は2組ほどお客さんがいたんだけど、12時を過ぎると帰られた。

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なんでこんなに空いているのか?と思ったら、夏場はランチタイム(お食事)なしのメニューで、パンケーキとかき氷のみ。あああ〜オムライス食べようと思ってたのに・・・とメニューを見直したらモーニングが12時までとあるのを発見。セーフでモーニングを注文しましたよ。

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食後は白桃のかき氷。さっぱり。

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もっとも奈良の「樫舎」さんの夢のようなかき氷を食べてしまった私には、「まあ、まずまずおいしいどすな」という辛口評価だけど、甘さがかなり控えめで、ボリュームがおさえてあるのが(ほんとはこの半分で充分なんだけど)、個人的にはよかったな。

 

大垣書店木山捷平さんの日記を買ったら、文庫なのに恐ろしく高価で仰天。一般の単行本より高いのよ。

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店員さんに「木山捷平さんの文庫はどこですか?」と訊いたら、できる店員さんらしく速攻で教えてくださって、おまけに「木山捷平って・・・渋い(セレクト)ですね!」とおほめのコトバをいただけてうれしかった。もちろん期間限定の、「大文字」のブックカバーをかけてもらったよ。

 

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三条通には、釜師さんとか斧屋さんとか、先祖代々らしき職人さんの店?(とても一般人が入れない雰囲気だったが・汗)もあり、歩いていて楽しい。

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御釜師!

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斧屋!

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三条通から御池通りに向かう途中にも

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ナゾのマリンのお店↑ 何屋さんかは不明。

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お茶目な手ぬぐいやさん。いかにも京都らしい佇まいだけど、

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ビルの狭間の一角なのです。

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こんなビルの間口に、京都らしい暖簾が揺れていた。

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暑い中でもまったく苦にならず、逆に元気に帰宅して、余裕で夜家事に突入できた。たぶん、山岸凉子効果と京都の街のチカラであろうと思われる。