真山神社
予定としては「なまはげ館」と「伝承館」で、時間がいっぱいいっぱいだろうと予想していたので、伝承館のあと時間が少しあれば、もういちど「なまはげ館」に戻り、シアターホールで「なまはげの一夜」(「はげやまの一夜」のパクリか!?)という映像をみようと考えていたのだが。
「伝承館」で「なまはげ体験」をして、ふと、これはやっぱり、なまはげ発祥の神社に行くべきなのでは?と、急遽予定を変更。坂道をのぼる。いそげっ!
しん、とした仁王門前。赤い仁王様は、痩せ気味でちょっと不気味だった。
やっぱり似ている!
本殿の後ろにも古びた石段が! でももうタイムアウトだ。これにて下山。
その前に授与品をチェックしなきゃ。若くかわいらしい巫女さんと、同じく若く韓流スターのようにピュアでイケメンの、ほっそり優しげな宮司さんが店番!?をされていた。ここに来るまでにも思ったけど、ほんとに秋田のひとは、きれいで色白だ。
なまはげのお守りと、この近くにある樹齢千年以上の「カヤノキの実」も、ひとつお買い上げ。「もしお時間があれば」と、山にあるカヤノキの場所も教えてくださった。お時間はないけど、近そうなので見に行こう。
これかなあ、カヤノキ? 大木ばかりなので、迷う。
真山神社の別当として、光飯寺という仏教寺院もあったんだ。しかも平安時代からの古刹で、信仰の聖地だったなんて。
やはり廃仏毀釈で廃寺になったか・・・。寺宝も散逸とは。その寺宝の内訳はといえば・・・。
なかなかのものだったのになあ〜。これだけのものがあれば、なまはげ以外にも、ずいぶん観光資源はあったはず。勿体ないなあ。もっとも今から200年も前でさえ「ずいぶん古びて」しまっていたのなら、傷みははげしかったかもしれない。神主が被る「雨乞いの面」や「雨あげの面」なら、真山神社に移せばよかったのに、と悔やまれる。
100年前のことを、私が悔やんでどうする。と言われる前に自分でつっこんでおく。