新花巻駅前
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タクシーで駅まで戻る。「次はどこまで行かれるんですか?」という女性の運転手さんに「遠野まで」というと、「電車だと、ずいぶん時間がかかりますよ。このまま高速で行っちゃいますか?」 あいや〜、こんなケチケチ旅なのに、遠野までタクシーなんて卒倒します〜(汗) ということで840円で予定通り駅まで。
電車の時間まで少しあったので、駅前をうろうろ。
SL銀河という列車は、釜石線・花巻~釜石間で月に1〜3度ほど運行している特別列車らしい。もちろん蒸気機関車だ。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフにしている。
駅前は、公園のようにひろびろとし、緑もきれい。
あっ、銀河鉄道だ!
ここにしばらく佇んでいたら、
ふいにチェロの「G線上のアリア」が流れて来てびっくり。それも、思わず耳を傾けてしまった程、良い音で素敵な演奏だった。
紅葉も始まっていた。
駅前は、宮沢賢治一色。空の色、雲のカタチさえ、彼の世界そのもののように思える。
やはり花巻には、賢治の魂が今も住んでいるのだろう。
落ち葉ですら、童話の世界のようだ。
さあて、そろそろ釜石線のホームへ行かなくちゃ。