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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

宮沢賢治記念館にて

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

今回は荷物を駅に預けず(ロッカー代をケチったのと、ロッカーまで荷物を取りに行くのが億劫だったのとで)フルバージョンで来た。当然、記念館では荷物をロッカーに預ける。施設のロッカーなので、100円投入し、オープンしたらそれも返却されるというシステム。昨日高額ロッカー代を投入していたので、やたらうれしい。

 

私はそれほど宮沢賢治ファンでもなく、知識を持ってるわけでもないから、予想以上に詳細な宮沢賢治情報に圧倒された。彼の興味の範囲の広さ、意外な交友関係の広さに驚いて、マニアックに記載された壁面の説明を、思わず丁寧に読んでしまった。

例えば辻潤が、宮沢賢治の「春と修羅」を絶賛して真っ先に紹介したとか。あのダダイスト辻潤が、賢治を見いだしたとは。

例えば棟方志功が、宮沢賢治の本の挿絵を描いたとか。

う〜〜ん、知らなかった、賢治がこんなに沢山の有名人とつながりがあったなんて。なんかすごく孤高の人、というイメージだったから。

それから賢治は伝統芸能の「鹿踊り」のことを、「もはや自分が鹿なのか人なのかさだかでなく踊っている」様子が、非常に気に入っていたらしい。やはり宗教的な人なのだ。きっと民俗学や民藝なんかも、わかっていらっしゃる人だったんだわ〜。

 

一部屋でじっくり展示を見て、奥の石や化石の展示も見て、予想以上に宮沢賢治の世界を楽しんだ。逆にファンでないから知らない事がいっぱいあって、楽しめたのかもしれない。

 

出口にはお決まりのショップもあるが、意外に小さい。上品な感じのものが多かった。今回の旅では、いわゆる「お土産屋さん」で集中的にお買い物を済ませ、あとはスルーすることが多かったのだが(なまはげ関係は別・笑)、ここでは1点、「バタグルミのペーパーウェイト」を購入。

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バタグルミは大昔の胡桃の化石のこと。

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売店のカウンタ—にむきだしで置いてあったのが、なんだか存在感があって買ってしまった。まんまと売店の術中に落ちたのだった。

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とはいえ、かなりのお気に入り。

売店のお姉さんに、帰りのタクシーをどうしたらいいのかを訊くと、近くの「山猫軒」というお店にタクシー用の電話があるので、それで呼んでください、とのことだった。

では、そのように。記念館の外に出る。

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うわあ、この優雅な枝垂具合は、桜?

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桂(かつら)ですか!? はじめて見ました!

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きっと賢治の童話にでてくる植物も、たくさんあるんだろうなあ。このあたりを散策してみたら楽しいだろうなあ。

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そう考えると、階段を登るのも一興かも。今日のところは時間もないし、大荷物だからムリなんだけどね。

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少しだけ紅葉もみられた。

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おお、駐車場にはセロ弾きのゴーシュ・バスが駐車。あとで調べたら予約制のバスらしい。

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こちらは山猫「注文の多い料理店」バス。レトロなボンネットバスだけど、まっさらピカピカ。

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記念館前のトイレには、ステンドグラスも。残念ながら清掃中につき使用できず。

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その先に「山猫軒」を発見。

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手前がお土産物屋さんプラス、奥が本当に料理店(レストラン)。

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もちろん人間が経営しているので、食べられる心配は無用。

店の中の電話でタクシーをお願いすると、出払っているので、15分ほどお待ちくださいとのこと。余裕をみて記念館を早めに出てよかった。

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売店でお土産物を物色する。宮沢賢治煎餅、まんじゅう、など賢治グッズがこれでもか!というくらいあったが、買ったのは「アメニモマケズ ミルクキャラメル」と

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「鹿(しし)踊り」手ぬぐい。

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手ぬぐいは、もう買うまいと思うのだけど、やはりお手頃なのだよね。