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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

さよなら、遠野

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少し早めに駅前に戻り、駅前散策。 

駅前には当然のように、「遠野物語」の碑がある。柳田國男による冒頭の言葉。

 

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カッパ池もある。夜にしげしげ見ると、ちょっとコワいかも。

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 これもたぶん遠野物語に由来するものかもしれないが、むしろその後ろの「遠野物語 民話やしき」が気になる。「おばけ屋敷」のような構造で、「民話」のあれこれが展示されているのだろうか?

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駅前交番は、カッパ建築。しかもウインク。公安も地域の観光業に貢献せねば、ということか。おまわりさん、カッパに丸め込まれるの図、ともいえる。中身はともかく外観を遊ぶ交番は、ときどき見かけるよね。

ところで駐在さんは、パトロール中らしく、「不在」の看板が掛けられていた。おまわりさん、一時神隠しの図。民話の世界ではなんでも起こるのだ。

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カッパだらけのお食事もできる喫茶店「のんのん」、行きたかったんだけどな〜。カッパの店長が頑張っているらしいんだよな〜。「カッパチーノ」、飲みたかったんだけどな〜。なんなら「座敷わらチーノ」でもよかった。残念ながら、定休日だったんだよな〜。f:id:simikonokobeya:20161118142341j:plain

 ということで、カッパチーノはあきらめ、近くの自販機で林檎ジュースを購入。飲み物が落ちて来たと同時に、頭上からも岩手弁が降ってきた。でも機械の岩手弁は、さっぱりわからなかった。「まんずありがとがんした、またきてけろ」みたいな?(それは違う、ゼッタイ!)

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3時過ぎの電車で遠野を出発。

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カラフルなつぎはぎの波板小屋を発見! かっこいい〜!

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おや、遠くに巨大な下駄のモニュメントが!? アップにしてみます↓

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赤い素朴な鳥居は、羽黒神社の鳥居。

遠野物語拾遺10話」に、羽黒神社のご神体の「とがり岩」が、「矢立松」という松と背比べをしているところへ天狗が通りかかり、「石の分際で樹木と背比べをするとは不届き千万!」と、天狗が岩を蹴り上げた。そんなわけで、とがり岩のてっぺんが欠けてしまった。というような(諸説あるそうだが)話だ。これは、その天狗が履いていた下駄(ということになっている)。

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 煙と田んぼもよく似合う。いかにも秋の田園。

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 車窓から見る、山では始まりつつある紅葉。

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庭の大木も、黄色く色づいていた。

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家を守る防風林と、田んぼのテトラポットのような稲藁。

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電車の影が落ちる風景。日が傾きつつあり、ちょっと切ない。

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ほぼ1時間で花巻に到着。