だるま、だるま、だるま。

京都の神社仏閣では、２月の２日ではプレイベント、３日では本番、４日は立春ということで、３日間節分関係のイベントが行われるところが多々有る。

ということで２日に、昨年春に行ってみたかった「だるま寺」こと「法輪寺」に行ってみた。だるま尽くしのお寺だそうだ。

京都駅でJR嵯峨野線に乗り換える。京都の二条や嵐山、亀岡方面へ行く電車だ。普通電車で３駅目、円町で下車。

アバウトながらグーグルマップを目に焼き付けて来たので、地元民のようにすいすい歩くけど、内心は「これでいいのか？　これで合ってるのか？」とヒヤヒヤもの。「前を行くひとたちは、きっと目的地が同じはず！」という根拠のない思い込みで、ついて行ったのだ。彼女たちのうしろから大通りを曲がれば、おお！　道端には幟が！　これで間違いない！

橋の上にも、橋の脇道にも、大相撲冬場所くらいにカラフルな幟がはためいていた。

ほどなく到着。徒歩１０分かからないくらい。恵方巻を売るおじさんが、門の前で待ち伏せ。でもやはり２日なので閑古鳥。３日に乞うご期待！

むかって左側に男だるま、右側には姫だるま

小さな姫だるまは、参拝者が奉納用の姫だるまを杉の葉のアーチに刺して行ったもの。時間を追ってどんどん増えるそうです。

法輪寺の御由緒。心願成就を祈って奉納された達磨を祀っていることから、別名「だるま寺」と呼ばれているそうだ。邦画関係者が祀られている貴寧磨（キネマ）殿もあるとか。知らなかったです、はい。「映画村」のある太秦（うずまさ）とは、近いといえば近いかなあ。

門の丸瓦には「宝」の文字。

その屋根をサイドから見ると、だるまの鬼瓦が！　さすが「だるま寺」！！

お願い事を書いた紙を貼付けられた巨大だるまさんたち。まだ初日だから、これからどんどんお札が増えて行くはず。

お庭を背にして、縁側に並ぶ「だるまさん」たち。

その向いには、だるまさんの絵を貼り交ぜた衝立が立てられていた。

白壁をだるま型に抜いた窓もあって。

思わず「♫だ〜るま、だ〜るま〜、た〜っぷり〜、だ〜るま〜♫」と頭の中で「たらこ、たらこ、たらこ」の替え歌が流れる。

提灯もだるま。

そろそろ、だるまでおなかいっぱいに。いや実はちょっと小腹が空いていたので、大判焼きに「だるまの焼き印」が押された「だるま焼き」を購入。

「はと麦茶」のお接待がある休憩所で、ぱくぱく。そこにも火伏せの達磨像や、羅漢さんたち他、たくさんのだるまさんがいらっしゃった。

写真は撮らなかったけど、ご住職が読経をされたあと、「だるま説法」をされる「達磨堂」にも、博物館ができそうなほどの多種多様な「だるまさん」がいらっしゃった。「だるまちゃんシリーズ」のかこさとし先生にも、見ていただきたいほどだ。

だるま型の「だるま守り」や「だるま絵馬」を入手し、帰途につく。

１２時発の電車で京都に向かい、１５時着の電車で早々と帰った。電車内で姫野カオルコさんの「ああ、懐かしの少女漫画」を読了。笑いを堪えるの、大変でした（笑）

で、明日は本番の節分で、またも京都へ。