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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

青空が目に沁みる日は

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お地蔵様にお水をあげることが日課となっているわが家なのだが、その途中にある柿の木をふと見上げた。

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目に染込むような冬の青空である。

 

こんな美しいものを目にしたら、中原中也萩原朔太郎なら、詩のひとつもつくるだろう。石川啄木なら、ぽろぽろと歌を溢れ出すかもしれない。

 

そうだ!と天啓を受けた私は、いそいそとハサミを取りにいった。

 

仏教でも、「この世のすべての事象は、原因の中にすでに結果が包含されている」と考えられているではないか。禍々しき災いの卵は、ふ化する前に取り除かねば。半世紀前のCMでも「いやな臭いはモトから断たなきゃダメ!!」と言っていた。

 

取り除かねば!

断たねば!

イラガの卵を!

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なにしろ私は遠視なので、遠目は効く。針穴に糸を通すことはできなくなったが、アウトドアでは使い道のある眼力なのだ。こっそりと産みつけられた卵など、お茶の子さいさいで見つけられる。高いところにあるものは、高枝切り鋏を使い、まっぷたつだ。どうしてもハサミがすべってしまうものもあるが、それは枝ごと切り落とした(上写真)。ざまーみろ。

 

4本ある柿の木をチェックして回り、ゆうに1ダース以上は抹殺できた。ということを、H氏と全世界に報告したい。ついでに、ぜひイラガの情報網にも混線してほしいものだ。

 

青空が目に沁みる日は、イラガの卵退治にうってつけの日なのである。

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