北庭から
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縁側にでると、そこにも瀟洒な欄間が。お寺にしてはお洒落過ぎるデザイン。
お洒落すぎるデザインの下には、純和風の池泉式庭園。
のんびり、ゆったり、心静かに。
この「こじんまり感」が、逆に落ち着くなあ。
縁側を、ゆっくりと行ったり来たりしてから、
次の場所へと移動する。
少し離れた場所から宸殿を見る。
これは次の場所、霊明殿。歴代門跡の位牌を安置する堂なので、心静かに礼拝し、写真は遠慮する。
小さな木造の薬師如来坐像が祀られている。1103年(康和5年)、白河天皇の皇子・覚行法親王の発願により仏師円勢と長円が造像したもの。国宝仏だけど、小さい上に奥に鎮座ましましているので、しっかり見るのは難しい。白木の輪郭だけはわかる、といった感じだ。
霊明殿は、仁和寺の院家であった喜多(北)院の本尊 薬師如来坐像を安置する為に明治44年(1911年)に建立。設計は亀岡末吉。正面上に掲げられた扁額は近衛文麿の筆だそう。