千光寺山ロープウェイ
すでに陽は傾きかけて16時半頃。急がねば。
線路の向こうに連なる寺院を見つつ、千光寺山ロープウェイを目指す。通過する電車と鐘楼が並び立つっていうのも、ドキドキする光景だなあ。
ほら、向こうから黄色い電車がやって来た。すでに斜光で影が伸びている。
郵便局で教えてもらった通りに歩いたので、迷うことなく乗り場に到着。そばにはお洒落な『喫茶こもん』も。ここも実はロケ地。『転校生』『ふたり』などの映画で使われたそうだが、いまは急いでいるので、また今度。
私が乗る時には3人ほどの乗客だったが、そのあとどやどやと若者たちが乗り込んで満員状態に。
最終便のひとつ前のに、乗ることができたようだ。
しかも道中の案内はテープではなく、女性の車掌さんだった。
尾道を箱庭状態で俯瞰できる3分間の空中散歩に、しゅっぱ〜つ!
寺院&墓地の箱庭スタート。
ビルと尾道水道の箱庭。
ひしめく寺院↓ すれ違うロープウェイ。
おだやかな町並み。建物も、山と海の間にぎっしり寿司詰め。
山の岩だらけの小径も見える。
整備された道なので、山道だけど歩きやすいかもしれない。帰りはここを通るのだ。
川みたいだけど瀬戸内海なんだ、尾道水道。
到着! あ、キップ渡さなきゃいけないのに、見当たらない! カバンの中をゴソゴソして、最後に降車する。
展望台へ行く途中、石段の横手の竹垣に遭遇する。造園組合青年部制作の「臥龍垣」。
島々や船々が、郷愁をさそう夕暮れ。
おのみち、キター!!という感じですね。
若者たちも特等席で、カメラのシャッターを切る。そしてカップル率多し!! なるほど、わざわざ夕暮れにロマンチックな場所に来るのは、そりゃあねえ。
桜にはまだ早いけど、充分ロマンチックな風景だ。
彼等のおジャマにならないよう、早々に下山だ。というより、日が暮れる前に山を下りないとね。