池の回りを一巡り。
三重塔から本堂をみたところ。あちらが彼岸だ。
池の東側には薬師如来坐像を安置する三重塔が配され、その対岸である西側には本尊の九体阿弥陀如来を安置する本堂が置かれている。
これは薬師如来がいらっしゃる浄瑠璃浄土(東方浄土)と、阿弥陀如来が住むとされる極楽浄土(西方浄土)の世界を表現している。参拝者はまず日が出る東方の三重塔前で薬師如来 に現世の救済を願い、次いでそこから日が沈む西方の本堂を仰ぎ見て、理想世界である西方浄土への救済を願った。
ところでこの灯籠、ただの灯籠ではない。南北朝時代のもので重要文化財なのだ。
こちらは三重塔前の石灯籠だが、同じものが本堂前にもある。そちらはもう少し風化が激しい、らしい。本堂前石灯籠の写真は撮らなかった、と思っていたのだが・・・
三重塔前石灯籠の窓から見えていた(クリックして写真を拡大してみてください)
この白い花はガマズミ? 楚々として清々しい。
この池は宝池といわれている。
梵字の阿字をかたどっているらしい。島に祀られているのは弁天様。
見上げても、
振り返っても、フォトジェニック。
遠目の横から本堂を見ると質素だが、
屋根にはこんなお方がいらっしゃったり、
扉や障子がなにげに重厚だったり、
装飾はシンプルだけど、品がよかったりする。
ですよね?
お庭だけでも、充分まったりできます!
植えられたお花も雑草も、草花はすべて平等! といわんばかりに、野の花々も品よく残されているところがゆかしい。
男の子がひとり、池のフチにしゃがみ込んでいたので、何をしているのかとよく見れば・・・
鯉にエサをあげていました。んん?? いいのか? 餌やりしても?