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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

「ひよっこ」の歴史年表に記される光。

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今日の朝の連続ドラマ「ひよっこ」のクオリティの高さ! 2回見て2回とも涙が止まらない(ドラマが終わってから止まったけど)。

 

 何度も出てくる「おじぎ」のそれぞれの意味合いの温かさや感謝を思うと! それぞれの無言の「おじぎ」に込められた豊かなボキャブラリーに、いちいち感動する。

 

(いのっちいちおしの)ライン長の松下さん、素晴らしい! ちょっとした役どころなのに、そのひとこと、その表情ひとつに、たくさんの情報がぎっしり詰まっている。地味だけど「松下さん」が大好きな人、日本中にいっぱいいるはず。実は彼がとってもいい人で、「乙女たち」のことをちゃんと尊重していたのを知るのが最後の日だったとは。

 

 真面目で優等生で生意気のかたまりだった豊子ちゃんが叫ぶ「いやだ!」が、切なすぎる!いとおしすぎる! 今日のヒロインは彼女だ。みね子の歴史年表だけでなく、視聴者やドラマの中においても重要な事件になるはず。

 

 よく言われる「声をあげないと!」という意味の本質が、今日の15分間のドラマには凝縮されていた。今ではすっかり手あかがついていたり、理屈っぽくなってしまったり、ときには暴力も辞さない「声をあげる」になってしまったけれど、元々はこういうことなんだよね!

 

 他のひとの気持ちをも代弁し、心からまっすぐに出る言葉に、ひとは胸を打たれざるをえない。

 

たとえ聞き届けられなくても。状況は変わらなくても。

 

それでも声をあげることで、何かが確実に変わる、ということを知った今日の「ひよっこ」でした。15分間の名作。

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