「ほぼ日」のお店、Tobichi京都店オープン!
今回もリアル6月6日のできごと。
「ほぼ日」の「Tobochi(とびち)京都店」(「ほぼ日」のグッズ販売店)が河原町四条の「寿ビルディング」にオープンした。
ということで、オープン初日に興味本位で行ってみた。半分はレトロでシックな「寿ビルディング」見たさなんだけど。運がよければ糸井重里さんに会えるかもしれないしね。(ときどき在店するというインフォメーションがあったので) そこには拘泥しないけど。
寿ビルの1F入り口付近。
雑居ビルなので、いろんな事務所やお店が入っている。クローバーのドア窓にうっとり。ドアのむこうは、おしゃれなお洋服屋さん♪
こんな洒落た窓のついた扉なら、思わず開いてみたくなりますよね!
珍しい横向きの把っ手もかわいらしい。
京都は知られざるタイルアートの地。さりげなくシックでかわいい。
この木の手摺りが素晴らしいんです。とくに折り返しが。ブログの最後(下のほう)に折り返しの写真を載せましたので、どうぞご参照ください。
この凹凸の模様を撮るのに、ちょっと苦心しました。横からはこうですが、
下からみても、うっとり♡
12時オープンと同時に行ったら、案の定「整理券」配布状態で、2時になりますとのこと。2時は苦しそうなので、ちょっと考えて2時半の整理券をもらった。寿ビルディングは素敵な建物なんだけど、お店のある3Fの一室は狭いので、30分20名で入場制限されていたのだ。実際のところ、スタッフやレジや商品棚で部屋の1/3は占められるので10人も入ったら満員でしょう。
四条からバスに乗って岡崎の細見美術館へ。次の日曜日で終了する「杉浦非水展」へ行くためだ。たぶん整理券が出ているだろうという予測のもと、プランニングして家をでたのだ。「非水」はご招待券を持っていたし、バスは1日乗車券(3回以上乗るとお得になる)を買っていたので有意義に時間を使えた。
仄聞にして私は今回初めて知ったのだが、杉浦非水は日本商業デザイナーの草分けだ。盟友・れんくみさんが行って絶賛されていたので、期待していったのだけど、期待以上。すごくよかった。
今のデザイナーさんには、ものすごく刺激になると思う。私はデザイナーさんでも絵描きさんでもないけれど、もしそういう仕事なら参考にしたい絵柄もいっぱい。細かな絵も、デフォルメも、簡略の仕方も、枠取りの装飾も素敵すぎ。なんといっても目にやさしく、いつまでも見ていたい色合いと色バランスが素晴らしい。植物の描き方もモダンで優しく、美しい構成と色合い。なのに知名度がそれほどある方ではないので、ときには貸し切り状態のお部屋でゆっくりと見ることができた。唯一、図録が売り切れで残念だった。
その後、岡崎あたりの郵便局2カ所で、風景印も入手できたし。ギリギリの時間に戻ったTobichi京都店では、(糸井さんにはお会いできなかったけど)オープンイベント?で、ポストカードやお茶や「ほぼ日19歳記念瓦せんべい」のプレゼントがあったり、ちょっと気になっていた「ほぼ日」のマーマレードやカレーのスパイスも買えたり、でした。
来た人全員にプレゼント、記念品のおせんべい。かわいい京都店のマークを裏にいれるはずだったけど、テストがうまくいかずキケンなため涙をのんで断念されたとか。いいんですよ、おもてなしの気持ちは十分伝わっています。
入店後、東京の有名店のお茶をグラス一杯分手渡しでいただき、息せき切って到着した私には、甘露のごとく。味わっていただきました。
やはり、色気より食い気でしょう!
お昼ご飯を食べる時間がなかったので、京都駅で通りすがりのパン屋さん=進々堂で購入した美味しい食パンを購入し、帰宅後(夕方ちかく)パンにマーマーレードをつけて試食。おいしかった〜〜!
東京のTobichiと京都のTobichiがスカイプ(テレビ電話みたいなもの)で常時つながっていて、京都の画面の前で手を振ったら、東京でみている人がいたら手を振りかえしてくれるかも、という試みもあった。
寿ビルディングのみどころは、灯り、階段の手すりのカーブ、入り口のデザイン、入り口付近の部屋の四葉のクローバーの窓、などなど。
手すりの芸術的なカーブをご覧あれ。
いったい、どうなっているんだろうと思うような、優雅なカーブ。
しかも2段構え。
手すりの支えも三本ずつのリズムを奏でている。しかもそのうちの1本は、イギリスのアンティーク家具のようにネジネジ。
実は、文化庁のおすみつき、登録有形文化財だった寿ビルディング。
また、マーマレードを買いにきたいです。と、子どもの作文のような締めに。