佐々木家よりの眺め
こんもりしたささやかな丘の無効には、「江向毛住宅」の屋根部分がのぞいている。
みどりに埋もれた藁葺き屋根の民家は、それだけで絵になる。
そのとなりは山田家。
障子の間から眺める。
腰壁つきにして眺める。
軒先を入れて眺める。(しつこい!) どんな風に見ても、全然見飽きない。
案内してくださったボランティアさんと「いつまでもここで見ていたいですねえ!」というと、「そうなんですよ! なにもしないで、ここにいるのが一番です! 私もいつまでもここにいたいと思いますもん。季節によって全く違った風景が見られるので、またぜひ違う季節にどうぞ!」 すっかり意気投合してしまった。
「でも、この先も民家がたくさんあるので、ちょっと急いで見てください」とアドバイスをいただき、先々の見どころなども教えていただいた。このときにはまだ15時くらいなので、私は油断していたのだ。民家園の閉園時間は、たしか17時までだったはず。
こちらは縁側や井戸のある方からの眺め。見えるのは山下家。現在は、すでに入った「白川郷」というお蕎麦屋さんになっている民家だ。
屋根部分が面白い。茅葺きの内側のギザギザがきになっていたんだけど。
こんなふうに束ねた藁?が下げられているんだ!
山田家に続く道が私を次なる物件へと誘う。囲炉裏端では3名のボランティアさんが、じぱんぐ倶楽部(高齢者向けJRの特典付きサービス)についての情報交換をされていた。
(たぶん)芍薬の花色が鮮やかだった。