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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

山門水源 豊かな自然と・・・

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

山への入り口では、水源がお出迎え。

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段々になった山道を登っていく。思っていたより、かなりハードなコースだ。

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でも、ほどなくこのシーズンのメイン「ささゆり」が、団体さんでご挨拶!! もっと深窓の姫君かと思っていたら、案外庶民的な入り口付近にいらっしゃった。よかった!

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さすがに優美で、つつましやか、かつ可憐♪ 「私みたい〜♡」と、たまには言わせてください。

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ササユリの根は、イノシシなど山のケモノたちも好物なようで、放っておくと掘り上げられ食べられてしまうので、厳重に金網やネットの中で育成されている。箱入り娘ならぬ金網入り娘たち。

 

しばらくは老夫婦のあとを付いて、ふうふういいながら上ったのだけど、最初の分岐点でこれ以上はムリかな?と、湿原に降りる道を探してみた。ここは最初の展望所。木々の隙間から、遥か眼下に湿原が垣間見えた。こんなに高いところにいるんだ〜!

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向こうの山頂に近いくらいだもんな。湿原に降りる道はどこだ?

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それらしき下りがあるにはあったが、かなりの急傾斜な上、落ち葉の上に足を置くので、滑りやすい。しかもその先は崖っぷちなので、滑落したら生きては帰れなさそう。クマに出会うのと変わらないくらいキケンだ。

 

しかたなく、元来た道を降りる。降りたところに湿原への道はあるかもしれないし。とはいえ、気分は爽快。山をわたる風が、木々を揺らして山の音を響かせる。子どものときからよく聴いていた風と木のうただ。

 

道々の自然を堪能しつつ降りる。線香花火のような、ちいさなコアジサイを発見。

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生命力がありそうなシダ。葉っぱのフチが赤い。

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山水のせせらぎもすゞやかに山の音と調和する。

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山の水はどこまでも透明だ。

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山の出口に到着。出口の手前には、まるで尾瀬のように湿地の上を歩く通路が造られている。

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たくさんの希少らしき植物たちが、大切に保護されているのだ。

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スタッフさんたちが「絶滅してしまったかも?」と危惧していたサワラン(沢蘭?)が、若干咲いていた。色が鮮やかなショッキングピンク。

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水上にはヒツジグサ

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花も若干咲いていた。

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水上をトンボがつーっと飛んで、通路の上にとまった。小型のシオカラトンボみたいな色合いだ。

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ショッキングピンクなら負けていない、アザミ。

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大きな山法師に似ている木に、花がすずなり。

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カメラをアップにしてみると、ものすごく可愛い。淡いピンクのグラデーションのもある。

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さらにアップする。

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白い手裏剣のような花は、山法師だと思うんだけど↓

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山あじさいも複数咲いている。

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贅沢なないものねだりをいえば、やはりアジサイは雨にぬれている風情が似合う。

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これからのひと↓ 緑が勝っているこの感じも好きだ。

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繊細でキュートなコアジサイも、あちこちで見かける。

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事務所を通り抜け、アプローチにもわんさと!

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そしてこんなに豊かな自然の中で、駐車場近くに来て微かな機械音に気づき、初めてこれを見た。

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うわさにはさんざん聞いていたが、見るのは初めて。

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線量計というものを初めて、しかもよりによって、こんな貴重な自然のどまんなかで見てしまうなんて。

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自然とそれに相反するものの、皮肉な並立。そういえばバス停近くは、敦賀から14キロしか離れていないんだった。

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