ついにラストワン!?は舞台。
次はラストにふさわしい大物だ。トリを飾るのは漁村の歌舞伎舞台である。
花道も回り舞台も奈落もせり上げも出語りもある、本格的なもの。
滋賀県でいえばオペラもバレエも上演できる「琵琶湖ホール」のようなものだ。
実はここにくる前に、地下にもぐって「奈落」を見学してきたのだ。
通路はせまいが、韓国の方と同行した。
入れるのはここまで。
でも案外この先は広い。
ほらね!
というわけで、外の段々を駆け上がって舞台にやってきたのだ。上演されないときの花道には、屋根がかかって大切に保存されている。
こちらが観客席。ローマのコロシウムみたいな野外劇場。
村の歌舞伎だからといって、甘く見てはいけませんよ。
朝ドラ「ひよっこ」の奥茨城村で青年団が村のイベントを仕切っていたように、こちらも「若者組」が舞台の設立と運営を担当していた。トップにも、堂々たる「若」の飾り瓦が。
もちろん丸瓦も「若」の文字入り。
さて、舞台の中はといえば、これがぱっと見ただけでも大仕掛け! 時代を考慮すれば『劇団四季』の舞台にひけをとらない(かも)
頭上にもさまざまな装置があるようなのだが、残念、すでに閉園30分前の放送がながれた後だ。説明書きはスルーしてしまった。
客席後方から舞台を望んで、名残惜しいが、さようなら。
入ったのは正門なので、一旦西門から出て正門に戻らなくちゃ。コインロッカーに荷物を預けてあるんだもん。