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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

山岸凉子原画展「光 ー てらす」

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

昨日あまりの暑さにぐったりだったので、これではいけないと京都へ。逆療法だ(笑) 
いえ、ホントは「まんがミュージアム」で山岸凉子先生の原画展が「中期展示」の最終だったので、なにがなんでもと。あさってからは展示替えがあって「後期展示」がはじまりますからね。(後期展示は前期展示と同じだそうです)

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少女マンガファンならずとも、美術好きにはおすすめしたい原画展。
山岸先生はミュシャやガレが好きで、モノクロの美しさを追求するためビアズリーの画集を買って研究されたそうだ。日本画もお好きで「風神雷神図」をマンガのカラー扉絵に組み込んだりもされていた。


いまさらながら「すごい、すごい!」と驚き、呼吸するのも忘れそうになるくらい見入ってしまう。カラーもモノクロも繊細で美しい。「アラベスク」のクライマックスシーンの美しいモノクロの点描は、素晴らしいアイディア。圧巻。


展示をみるだけで2時間もかかってしまい、おまけに気になる原画で読んでないマンガを下のフロアで読みふけったりして。
彼女が絶不調だった90年代の苦しい時代のマンガは、さすがに「あの山岸先生??」と疑うようなストーリーと絵柄だけど、そういうネガティブなことも含めて、山岸先生のことや作画秘話?をいっぱい知ることができたのは収穫だった。

 

山岸凉子展「光-てらす-」-メタモルフォーゼの世界- | 京都国際マンガミュージアム

 

他に「雪の下京都本店」で、今年初の「かき氷」を食べた。人気店なので、行列だったらやめとこうと思ったら、案外空いていて、すんなり入店できた。でも土日は大行列らしい。

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入り口は

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2Fでした。

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会談途中から下をみたところ。

たぶんすごくレアな人気の無い「雪の下京都本店」店内。最初は2組ほどお客さんがいたんだけど、12時を過ぎると帰られた。

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なんでこんなに空いているのか?と思ったら、夏場はランチタイム(お食事)なしのメニューで、パンケーキとかき氷のみ。あああ〜オムライス食べようと思ってたのに・・・とメニューを見直したらモーニングが12時までとあるのを発見。セーフでモーニングを注文しましたよ。

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食後は白桃のかき氷。さっぱり。

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もっとも奈良の「樫舎」さんの夢のようなかき氷を食べてしまった私には、「まあ、まずまずおいしいどすな」という辛口評価だけど、甘さがかなり控えめで、ボリュームがおさえてあるのが(ほんとはこの半分で充分なんだけど)、個人的にはよかったな。

 

大垣書店木山捷平さんの日記を買ったら、文庫なのに恐ろしく高価で仰天。一般の単行本より高いのよ。

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店員さんに「木山捷平さんの文庫はどこですか?」と訊いたら、できる店員さんらしく速攻で教えてくださって、おまけに「木山捷平って・・・渋い(セレクト)ですね!」とおほめのコトバをいただけてうれしかった。もちろん期間限定の、「大文字」のブックカバーをかけてもらったよ。

 

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三条通には、釜師さんとか斧屋さんとか、先祖代々らしき職人さんの店?(とても一般人が入れない雰囲気だったが・汗)もあり、歩いていて楽しい。

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御釜師!

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斧屋!

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三条通から御池通りに向かう途中にも

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ナゾのマリンのお店↑ 何屋さんかは不明。

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お茶目な手ぬぐいやさん。いかにも京都らしい佇まいだけど、

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ビルの狭間の一角なのです。

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こんなビルの間口に、京都らしい暖簾が揺れていた。

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暑い中でもまったく苦にならず、逆に元気に帰宅して、余裕で夜家事に突入できた。たぶん、山岸凉子効果と京都の街のチカラであろうと思われる。