御袖天満宮
ああ、鳥居にたどり着くまでに、こんなに石段が〜〜!!
それにしてもこんな高みの両側に民家があるのも、よく考えればすごいことだ。
なんとか鳥居までやってきた。
彼が太宰府に左遷されたとき、土地の人が麦飯と酒でもてなしたところ、道真公が喜ばれ自分の袖を裁って自分の姿を描いて与えた、という言い伝えがある。それを祠を建てて祀り、「御袖天満宮」と呼ばれるようになったらしい。
鳥居にたどり着いたら、今度はあの門まであがらなくてはならない(汗)
もう名残の梅だけど、それなりの風情がある。天神さんらしい風景だ。
へえへえいいながら、やっと門までたどり着く。両側にいらっしゃるのは、道真公。
こちらが阿形。
こちらが吽形。
梅鉢紋の石灯籠に満開の梅。
門をくぐった先にあるのが、『転校生』で有名になった、あの男女入れ替わりの階段だ。
なかなかの急勾配。こんなところから落ちたらとても無傷で済まないよな、と思ったけど、そこは映画だからね。
石段を途中までのぼって振り返る。門を裏から見たところ。
ああ、やっと到着! ここに社殿がつくられたのは江戸時代のごく初期の頃だけど、昭和48年の火災で焼失。現在のものは、その10年後に再建されたものだ。
こんな高いところに材を運ぶのは、大変だったろう。
その労苦を知るのは狛犬さん。
それに牛さん。
その辺の事情は良く知らないはずの鶴も、なにか言いたげだ。
丸瓦はやはり梅だ。 なぜかベージュ。
ご神木の前には合格祈願の絵馬がすらり。
ここで携帯が鳴り、Kちゃんから連絡が。
「◯◯はどこ!!?」。
久しぶりに出たなコレ、しかも私が遠くに出ている時に限って!
ちゃんと渡したのに、「今は忙しいから」「あとにして」と何度かやりとりしている間に行方不明になったらしい。
心当たりを返信するが、出先では探しようもない。結局、探し物は見つからなかったが、自力でなんとか処理できたよう。なんとかできるものでよかった。
気を揉みつつも、ご神木を見上げながら、
尾道の町並みを見下ろしながら、
ふたたび元来た道へ。
御袖天満宮は、さすがに有名ロケ地なので、最初は独り占め状態だったが、ほどなく何人かの観光客が息を切らせながら登って来るのを見た。尾道に来てロケ地巡りをするなら、ココは外せないもんね。
さて、そろそろおなかがすいてきたぞ。
やはり尾道に来たら、〆はラーメンだろう。