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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

織物世界に耽溺(作品群篇)

さて、お次は織機にかかった織り途中のと、別の大きな完成品が展示されたコーナーへと歩を進める。世界の織物巡りだ。 画像がないので全然伝わらないとも思うけど、とりあえずは備忘録として記録する。 つい昨日のことのようなのに、もう7年以上たつ「愛・…

織物世界を耽溺(素材篇)

「みんぱく」での布物展示を見るのは初めてではない。ずっと前に「大風呂敷展」という企画展にいったことがある。風呂敷といっても、カラダを包む、頭を包むなどといった多方面に渡るアプローチを見せていただいた。もちろん、伝統的な風呂敷の数々も、洒落…

織物展

最終日になってしまったが、国立民族博物館、通称「みんぱく」の「世界の織り機と織物展」にセーフで滑り込んだ。 太陽の塔の裏側を見ながら、博物館に向かう。JR茨木駅で下車し、2時間に1本しかない「みんぱく」に一番近い停留所で下車できるバスに乗る。…

松ぼっくりがあったとさ♪

信楽に行ったのは、晴れ渡った午前中だった。 午後からは、松ぼっくりを拾いにいこう、ということで意見の一致をみて、世間の人たちが京都などへ紅葉狩りに行っている頃、私たちは琵琶湖岸へ松ぼっくり狩りに行って来た。 松ぼっくりは薪ストーブの焚き付け…

信楽たぬきの里帰り

先週、あまりにもお天気がよかったので、例によってH氏が「どっかいこ」と言い出して信楽にドライブにでかけた。 いや、目的は私の発案で「たぬきの里帰り」だ。信楽伝統産業会館主催のイベントで、マイたぬきを持参すると、「里帰り証明書」を発行してもら…

母娘『平清盛』感想会

大河ドラマ『平清盛』第46回『頼朝挙兵』を、役者さんたちの迫真の演技力に鳥肌を立て、魂を抜かれたかのごとく呆然と見ていた。今回の主役はメインの清盛。なんか、すごいことになっているじゃないか松ケン。途中から高3の娘、Kちゃんも帰宅して参戦。 …

ウェルカム、宮田さん♡

ネット上にある「廣済堂よみものWeb」というページの連載よみもの、「日本全国もっと津々うりゃうりゃ」の更新を楽しみにしている。 「うりゃうりゃ」といえばもう、作者は宮田珠己さんに決まってる。どんなよみものかといえば、タイトルの下の説明を引用す…

白山神社

長寿寺の手水舎には、お寺の奥様の愛が溢れている。こんなに血の通ったあたたかな手水舎は、初めて見るかも。9月の暑い季節に見たら、ほっとするような涼を感じた。 石の組み方、石の隙間から生えるシダなんかが、抜きん出ている。 そしてこれが、奥様の天…

一生に一度のお願い。

長寿寺について、もう一度、おさらいをしておく。滋賀県公式観光サイトよりの引用↓ 阿星山の北東麓にあり、常楽寺の西寺に対して東寺と呼ばれる天台宗の古刹。 奈良時代後期、聖武(しょうむ)天皇の勅願によって良弁が創建したと伝えられている。平安時代初…

長寿寺へ

16日の金曜日に、9月にH氏と出かけた湖南三山のひとつ長寿寺の、秘仏・子安地蔵菩薩様の御開帳が始まった。 お地蔵様も、57年ぶりに厨子の扉を開けてもらい、さぞかしわくわくだろう。凡夫の願い事を聴くのが新鮮なうちなら、地蔵菩薩さまも、あっさり…

ベンチ猫

木枯らしに 目をつぶりたる ベンチ猫 寒空に 固く腕組み ベンチ猫

石道寺(しゃくどうじ)の観音さまたち

道々これだけ画像を採取したのに、目的地の石道寺のは、なぜかひとつもない。山裾にひっそりと佇んでいる素朴な観音堂だ。 三々五々と来る観光客たちをさばき、拝観料の受付をするおっさんは、ちょっとがさつなビジネスマンだ。 拝観料を払ってパンフをいた…

石道寺までのおうち群

観光案内所でいただいた地図をたよりに、やっと目的地の石道寺へ向かう。石道寺は山の中にあるので、山に向かっての上り坂。 高時川に架かる井明神橋には、橋の親柱にあるモニュメントとして「釣り鐘」が4カ所設置されていた。車でささっと通り過ぎたため、…

想定外!!

駅前まで戻り、美味しそうなメニューの数々が貼り出された入口を開ける。つもりだったが、あれ? 開けられない?? 時計を見ても、まだ1時には数分ある。おかしいな、と扉を離れてガラス窓を覗くと、済まなそうな顔をしたおかみさんが、片手拝みをされてい…

すてきお家に目移り。

ふたたび、木之本夫婦旅に戻って。 地蔵院内にはシンプルな佇まいながら、見ていて気持ちのいい建物がいくつもあったが、 瓦職人、ここにあり↓ 入れ子細工のような景色が素敵。 手水舎だけで大興奮し写真を撮りまくってしまい、テンションがあがりすぎて、肝…

幸いなるかな、ローカル紙読者!

木之本ツアーの途中ですが、インフォを兼ねて「山口晃展」レポートを入れさせていただきます。 昨日、えき美術館で開催中の『平等院養林庵書院 襖絵奉納記念 山口 晃展〜山口晃と申します 老若男女ご覧あれ〜』に行って来た。 前日までそんなつもりはなかっ…

じつはたいへんなしろもの。

この木之本地蔵院、パッと見た感じはそれほどでもないのだが、恐ろしく手のこんだモノだったのだ。 参拝者が手を浄めるための手水舎にして、このとおりだ。 意匠だらけの屋根です。 水が流れ出る水口がカエルなのは、やっぱり「身代わり蛙」の伝説がある木之…

木之本地蔵

観光所オススメのお食事処の前までくるも、いまどきのキレイな入口に「若向きでは?」と懸念したのと、「ちょっと高い」という理由でパスしたH氏は、「ぐるっとまわって、駅前の(大衆)食堂にいってみよう」と提案した。 これが木之本彷徨の発端になるとは…

木之本へ

先週いつものようにH氏が、「どっかいきたいとこ、ある?」と聞いたので、「あるけど、遠いしなあ。大阪の青空書房とか、木之本とかやし」。私としては100%その日は家にいるつもりだったのだ。 すると意外な反応が。 「木之本は、ええな。行こ」 ええ〜…

ふたたび清浄華院、その他

ふたたび清浄華院の話に戻るが、ここの大方丈で非常にエキサイトしたことを書き落としていた。 正直にいえば、廬山寺でみたのか清浄華院でみたのか、記憶が渾然としていたので、確認作業に時間がかかったのだ。 大方丈には、奥の突き当たりに木造阿弥陀三尊…

廬山寺にて

清浄華院のお隣が廬山寺なので、移動はカンタン、ラクチンだ。 廬山寺へは、今年私的ブレイクした元三大師像に会いに行った。今年はホントに、このお方と縁がある。魔除けの年なのかも。 なんとなく庶民的な感じの門だ。 はいりま〜す! さっそく元三大師の…

清浄華院にて

さて、まずは門をくぐってすぐ左手にある不動堂へ行き、平成23年に作られた半丈六不動明王坐像をみる。 江戸時代には、波除不動の伝承を持つ平安時代作の不動明王立像がお祀りされていたらしいが、現在は秘仏とのこと。 このお堂で興味深かったのが、ニッ…

清浄華院(しょうじょうけいん)へ

河原町通りを二条方向に歩き始め、一本行き過ぎていたのに気づき、一筋戻る。 両側に大学寮や御苑を見つつ歩いて行くと、キンピカの巨大菊が付いた「勅使門」が見える。 皇室からの使者でないかぎり、ご門主さまといえどこの門は開かれないそうだ。 勅使門は…

冷泉家をあとに

冷泉家のお庭は、意外に目を引くものはなかった。普通の庭として植栽された松や梅やヤツデや紅葉などが茂り、石灯籠や遣り水もある。さすがに緑は多く、今出川通りの現代的な風景は遮断しているが、通りを隔てては御所なので、街中といえどまだしも都会の喧…

冷泉家にて

まず、昔懐かしいかまどのある台所、おくどさんに入る。特別なハレの日しか使わない竃の神様を祀る「飾りかまど」もある。天井が高く、一部排煙用に小さく四角く抜かれている。 梁には縄で巻かれた一抱えの藁束が、筆の穂先のような形で下げられている。台所…

冷泉家へ

第48回 京都非公開文化財特別公開の初日、11月2日に京都へおでかけ。今回は冷泉家、清浄華院、廬山寺という、わりあい小規模かつ徒歩で移動出来るルートで回る。 まずは冷泉家から。 市営地下鉄を今出川駅で下車。地上に出ると御所や同志社大学が目の前だ…

文化の日は大安吉日。

10月、11月は秋のイベントが目白押しなので、土日は何かしらの催し物がある。10月は体調が思わしくなく、後半はひきこもり状態だったので、11月はそのぶんを取り戻すべく虎視眈々だ。 本日は文化の日だけれど、昨日まではとくに予定がなかった。 し…

八日市はすてきレトロ。

今週、鶏のキンカン(卵の黄身の部分になるところ)に目がないH氏の提案で、玉ひもなしのキンカンがどっさり買える、東近江市にある八日市駅近く本町商店街は山岸鶏肉店までおでかけした。 そのついでに、何度かお邪魔したことがあるデッドストックな荒物屋…

静かに飄々と自立する男

遅ればせながらドキュメンタリー映画『ニッポンの嘘』について。(ネタバレ?あります) いやもう視聴後には、ナタ切りにされるほど、いい意味でズタズタになるかと思っていた。そしてまた福島菊次郎さんは、「負け戦」にあえて挑みつづけた生涯なので、何度…