松ぼっくりがあったとさ♪
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信楽に行ったのは、晴れ渡った午前中だった。
午後からは、松ぼっくりを拾いにいこう、ということで意見の一致をみて、世間の人たちが京都などへ紅葉狩りに行っている頃、私たちは琵琶湖岸へ松ぼっくり狩りに行って来た。
松ぼっくりは薪ストーブの焚き付けとして、たいへん役立つので、定番の場所へ出かけ、H氏は大きな背負い籠、私は大きな袋を持ち、怪しげなコンビは誰もいない湖岸の松林に降りて行く。
落ちた松ぼっくりたちが、砂地で群れをなしてお待ちかねである。
私はクリスマス用の飾りになるよう、大きな物、形のきれいな物を選び、袋にポイポイ入れて行く。H氏はなんでもかんでもウェルカムで、籠にポイポイ入れて行く。
ほんの一時で、袋も背負い籠も満杯。欲深いH氏は、重くて持て余すほどの松ぼっくりをかき集めた。
それでも松林の下には、ありあまる松ぼっくりたちが、静かに湖の波音を聞いているのだった。