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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

松ぼっくりがあったとさ♪

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 信楽に行ったのは、晴れ渡った午前中だった。

 午後からは、松ぼっくりを拾いにいこう、ということで意見の一致をみて、世間の人たちが京都などへ紅葉狩りに行っている頃、私たちは琵琶湖岸へ松ぼっくり狩りに行って来た。

 松ぼっくりは薪ストーブの焚き付けとして、たいへん役立つので、定番の場所へ出かけ、H氏は大きな背負い籠、私は大きな袋を持ち、怪しげなコンビは誰もいない湖岸の松林に降りて行く。

 落ちた松ぼっくりたちが、砂地で群れをなしてお待ちかねである。

 私はクリスマス用の飾りになるよう、大きな物、形のきれいな物を選び、袋にポイポイ入れて行く。H氏はなんでもかんでもウェルカムで、籠にポイポイ入れて行く。

 ほんの一時で、袋も背負い籠も満杯。欲深いH氏は、重くて持て余すほどの松ぼっくりをかき集めた。

 それでも松林の下には、ありあまる松ぼっくりたちが、静かに湖の波音を聞いているのだった。