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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

参道後半から長谷寺山門へ。

地域の老舗らしき和菓子屋さんだ。「よもぎ練羊羹」という、うまいかどうか不明そうな、不思議な食べ物の字面に心惹かれる。こういうお店には私は不可抗力だが、今回はお買い物は帰りにしよう。(しかし、帰りには4時にもなっていないのに、お店は閉まって…

文化財でランチ

茶房「長谷路」は、ウィキペディアにも載っているお食事処で、近代和風建築の日本庭園を持つ国登録有形文化財だ。20世紀の初頭くらいに建てられたらしい。ということで、文化財でランチとあいなる。 事前調査なしで門を入ったら、このお庭だけで圧倒され、…

参道からお昼ご飯まで。

坂が終わり、参道に入る。参道は商店街でもある。初瀬商店街だ。不思議な場所である。もちろんそんじょそこらの商店街とは訳が違う。 細い露地の奥に、赤い太鼓橋がかかるお社があったり、 黒壁、虫籠窓にりっぱな枝振りの松が這うお屋敷があったり、 大黒さ…

坂道をくだる。

こうしてなんの違和感もなくRさんを迎え、いきなりトリオとして成立した「長谷寺ユニット」は、駅前ロータリーの端から「歓迎」されながらゲートを潜った。 歓迎ゲートを潜ると、いきなり石段だ。あまりにも唐突な歓迎ぶりに度肝を抜かれるが、下りなので許…

奈良へ

ほぼ10時のJRで最寄りの駅から出発する。実は昨夜は、まるで遠足の前の日の子どもみたいに、うれしくて寝付けなかったのだ。いつもなら枕に頭をつけるやいなや夢の中な、この私が。おまけに翌朝だって、うれしくて4時半に目覚めたのだった。もちろん、す…

ついに悲願を叶える。

昨年始めの頃より、ずっと気になっていたのが奈良の長谷寺だ。そもそも節分の「だだおし」という行事が、古い鬼面込みで、えらく気に入ってしまったのがきっかけ。 でもなにしろ長谷寺は、近江からはちょっと遠い。しかも「だだおし」は夕方からの行事なので…

梅雨は花の季節?

今日の夕方、初めてオハグロトンボを見た。羽が黒くてひらひらと飛ぶ、華奢なトンボだ。まるで別世界から来たかのような、幻想的な姿をしている。気分はもうすぐ夏休み、だ。ないけど、夏休み。 というか、ある意味、毎日が夏休みかもしれない。本日が宿題締…

ちゃっかり娘

学園祭実行委員が集い、大学を越えてのイベントを企画しようというミーティングがあるそうで、先輩と待ち合わせて朝から出かけたKちゃん。 京大を筆頭にソウソウたる大学に混じって、なぜかKちゃんの通う地味な大学もお仲間に入れてもらっていた。 そしてソ…

大西暢夫さんの講演会

今日は、大西暢夫さんの講演会に能登川図書館へ。「ナマの」東北の話はなるべく聞いておきたい。 ただし、きいたのは家が気になり1時間だけ。津波の話。ヘビーで臨場感がある話だったけど、大西さんの素直でピュアな語りは、静かに、でも確実に心に着地して…

観音信仰の霊場へ

今日はほとんど、奈良の長谷寺のことばかりを考えて過ごす。去年からアツく憧れていたのだが、奈良はやはり一足あるし、奈良の博物館のように京都から一本で行けないし、なにより長谷寺の階段がハンパないので(399段)敷居が高い。 それでもなにか観音様に…

加川良!

夕方、ラジオを聴いていたら、思いがけず加川良の歌が流れてきた。昔H氏に教えてもらった曲。バンジョーがケタケタ笑っているみたいな。 いや、その前に、彼が彦根市出身だということを初めて知った。滋賀県、フォークソング界に貢献してるんだ。岡林信康、…

大人買いしました。

さて、八日市図書館で大人買いした本たち。 この他にも、「ESSE」や「SAVVY」や「サライ」なんかを購入。日常生活や、京都や奈良のおでかけに活用できればと。 淀川さん、東海林さん関係と『妻への詫び状』『へんないきもの』はH氏セレクト。『へんないきも…

うどん日和

今日は数時間ほど、八日市図書館に夫婦でおでかけした。「大西暢夫写真展『ぶた にく』」を見に行き、同じフロアにある本のリサイクルショップ「ぶっくる」で、本や雑誌の大人買い。大きめの図書館バッグに入りきらず、数冊は抱えて車まで。それでも千円でお…

夏が来れば思い出す。

毎年夏がくれば思うこと。車の車体をソーラーパネルにして蓄電したら、どれだけ発電できることか! 無駄に高温の車内に入るたび、このことを思い出す。このたっぷりな嫌われ者の熱エネルギーを、別のエネルギーに変換することはできないのか! 科学者のみな…

一回言ってみたかった。

Kちゃんの塾でのバイトは現在のところしごく順調で、早速、修学旅行に行った担当の子から「先生、おみやげ!」と、すっかりなつかれているようだ。人たらしの才能は、父親譲りだからなあ。 彼女の同僚の教育大生で教え方も上手いBくんは、あの「のび太くん」…

東近江市で「大西暢夫」祭!

能登川博物館にて、東近江市立能登川図書館企画展 「大西暢夫写真展 『津波の夜に 3.11の記憶』」開催中です。 6月12日(水)〜7月14日(日)まで。 大西 暢夫(おおにし のぶお)さんのプロフィール↓ 写真家、映画監督、作家、記者。 1968年生まれ。岐阜県…

夏支度

じめじめする梅雨も憂鬱だが、この連日の暑さったらどうなってるんだろう。 数年前から、暑さにめっきり弱くなってしまい、無理をしないように気をつけている。弱くなったという個人的な体調の変化より、むしろ年々暑さがヒートアップしてきたのかもしれない…

慶沢園(けいたくえん)

一乗寺のおでかけに前後してしまったが、大阪市立美術館で『ボストン』を見た後、ちょっと寄り道をした。 暑い日だったので、つい木陰を求めてしまったのかも。質素だけど味のある和風の入口に掲げられた名前は『慶沢園(けいたくえん)』。入口の写真を撮る…

新聞交代。

結婚前からウチで購読していた新聞を、7月からローカル紙に変更した。 新聞を替えるのは、思想的にどうこうとか、紙面が低下したとか、記者がけしからんことをしでかした、いま現在購読している新聞に不満があるからだろう、と一般には思われる。 しかし、…

ギリギリ読書会

先週までは、すっかりあきらめていた今日の読書会だった。ちょっと私には読了できそうもない、と一度は匙を投げたのだ。 でもなんでか忘れたが気を取り直し、再度取り組んで、絶対無理だと思っていた400P以上の文庫を、なんとか読み切った。そのかわり、…

欲しい本だらけのなかのチョイス。

恵文社一乗寺店は2回目の訪問なのでウブではないが、やはり欲しい本だらけには違いない。いちいち手に取ったり、ぱらぱらとめくったり、ため息をついたり、思わず「ああ」とつぶやいたり。しばらくそこにいると、あまりの品揃えに、うれしすぎて「まじ目眩…

あこがれの叡山電鉄

きのうもちょっと書いたが、出町柳から一乗寺までは「叡山電鉄」という路線で行った。民家の間を走る、ちょっとのんびりしたローカル電車。これにほぼ30年ぶりに乗った。 まず出町柳駅の駅舎へ。すると駅前にシンプルなケーキ屋さんが。 建物もシンプルだ…

本屋に遠征

いつのまにかアクセスが33333というぞろ目を通り越していた。それがなんだではあるけれど、まったく気にしていなかった。 それにしても、こんな辺境の弱小ブログに足しげく通ってくださるみなさま、いつもどうもありがとうございます。次の4のぞろ目まで、…

ボストン、ありがとう。

今回、仏像や絵巻物の超一品も展示されていたのだが、悲しいかな展示替えがあり、終了した前期にそれらが展示されていたらしい。 しかし図録を見返せば、京都国立博物館で20代前半に見た覚えがある「如意輪観音菩薩像」(前期展示)などもあるではないか。…

ボストンはやはり遠かった。

天王寺駅の構内で「←美術館」の看板に従って外に出たが、そこからの案内がない。仕方なく、もう一度駅に戻って聞くと「地下街にもぐってそこの表示に従ってください」と。うーん、なんで案内看板がないんだろう? しかも私はこれまで2回はここに来たことが…

ボストンへ!

先週思い立って、「ボストン」へ行くことにした。もちろんアメリカではない。ディープな大阪の天王寺にある市立美術館で開催中の展覧会だ。国宝級の里帰り作品を展示をしているし、やっぱり曾我蕭白は要チェックだろう。相棒はいつものれんくみさん。 でもイ…

タマネギを収穫

出勤前にH氏がタマネギを引き抜いてくれたので、葉っぱを長めに残してカットし、吊るせるようにビニールテープでくくるところまで。 昨年は翌日倒れるほどの一日がかり仕事量だったが、今年は年間の必要量がわかったとみえ、2時間で終了した。かなり残って…

ム印、神出鬼没!

「一寸先は闇」、という諺がある。「人生、なにがあるかわからない」というコトバもある。「事実は小説よりも奇なり」と、イギリスの詩人、バイロンも書いている。 そういえば、「人生には三つの坂がある」、という有名な人生訓だってあるな。上り坂、下り坂…

真夜中の笑い声

やっと読み始めた岸本佐知子さんのエッセイ、『なんらかの事情』。これ「なんらかのジジョウ」です。「なんらかの情事」と読み間違えないでくださいね。どちらの場合も妄想はどんどん広がりますが。 これがもう可笑しい。最初はくすっと来る。そのくすっ、が…