以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ついに悲願を叶える。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 昨年始めの頃より、ずっと気になっていたのが奈良の長谷寺だ。そもそも節分の「だだおし」という行事が、古い鬼面込みで、えらく気に入ってしまったのがきっかけ。

 でもなにしろ長谷寺は、近江からはちょっと遠い。しかも「だだおし」は夕方からの行事なので、見物に行くのは無理とあきらめた。

 だが長谷寺の素敵なCM映像を、JRさんが見せてくださったおかげで、昼間の長谷寺の素晴らしさにも開眼した↓

http://www.youtube.com/watch?v=NdwximpOK1s

 清水寺よりはるかに雄大な舞台を持つ国宝の本堂。風雅な長谷型の灯籠を吊るしている、とてもやさしい勾配の石段が続く屋根のついた登廊。ただもう、うっとりだ。いつか、この登廊をのぼり、舞台に佇みたいと、昨年の今頃は熱望していた。

 圧倒的なパワーを放たれる十一面観音菩薩さま。右手に錫杖、左手に水瓶を持って方形の大盤石という台座にお立ちになり、像高三丈三尺六寸(1018.0cm)という我が国で最大の木造の仏さまは、「源氏物語」や「わらしべ長者」にも登場される。平安時代長谷寺詣では大流行したらしく、清少納言も参詣した。

 1200年の、しかも濃厚な歴史が、さまざまな有名人を交えて凝縮した場所。ああ素敵!

 ということで、ついに本日、憧れの長谷寺に参詣できた。長谷寺も素晴らしかったが、今の時期を彩る紫陽花、それに昭和な参道の風情はどこも味わい深かった。今風のオシャレなカフェどころかコンビニすら見当たらないくらい、観光地なのに観光地らしくない場所だ。もうすっかり長谷寺とその界隈のファンになってしまった。

 ではこの「長谷寺紀行」は、明日からスタートします。見どころ満載です。