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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

京都大学 花山天文台は初公開。

昭和4年、日本で2番目に設立された大学天文台。 施設建造物や望遠鏡に博物的価値がありながら、現在も最新天文学の研究の場として観測が続けられている。 天文台は、山の中にある灯台みたい。この写真ではわかりづらいけど、白亜の建物だ。 三角点もある。 …

京の夏の旅は、モダン建築めぐり。

恒例となった「京の夏の旅」2017。今年は近代建築と高台からの京都一望を楽しんだ。 まず、一気に金閣寺近く衣笠あたりへ。バスを降りた公園では、今年一番の大迫力の蝉時雨を聞く。日本のモダニズム建築の先駆けとされ、大正から昭和にかけて活躍した建築家…

動かないホテル

おとといT君が帰省したのだが、昨日は私の出勤に合わせて、金沢へ旅立った。私みたいに「夏なら青春18キップ!」みたいなケチケチ旅でない、特急利用の日帰り旅だ。目的は金沢の夏フェス。やっぱり若いなあ。そういえば一昨年くらいにKちゃんも同じフェス…

ムシトリスミレ

今朝、「ひよっこ」が終わってからちょっと油断して、「あさイチ」を連続で見てしまった。食虫植物について特集されていたから。最近女子の間で人気なんだとか。 我が家ではとっくの昔にブームがきて、とっくに去ってしまったよ。もう10年ほど前だ。それも…

田原天皇社跡

山瀧寺跡(さんりゅうじあと)には、新しいお堂が建てられている。 宇治田原町の荒木地区にある寺院跡である。 周辺では古くから奈良時代の瓦片が見つかっており、山瀧寺の前身寺院が古代から存在していたらしい。 格子の小さなガラス面から中をのぞく。しが…

御栗栖神社の大杉

社殿は一間社流れ造り。 周辺にあった栗林は、「宇治拾遺物語」に登場する天武天皇の煮栗焼栗伝承に由来し、その栗、毎年11月15日禁裏御所に献上する習わしで、明治20年まで続けられていたそうだ。 社名である御栗栖は、朝献の栗林が次第に人々の信仰…

宇治田原の伝承〜御栗栖神社(みくるすじんじゃ)へ

宇治田原はいまでこそ辺鄙な場所にあるけれど、昔は奈良、京都(中心部)、近江、伊勢に通じる交通の要所でもあり、伝承や歴史の宝庫である。天武天皇の石碑に集合する。 弘法大師が井戸をつくったり、与謝野蕪村がこの地を紀行文にしたり、「宇治拾遺物語」…

またまた「ひよっこ」について

木曜日にオンエアされた「ひよっこ」の話で恐縮だけど、みね子ちゃんの初デートは東京タワーで、東京タワーすぐそばの『増上寺』の横をふたりで歩くシーンがあった。そこがジャストに私がおととし偶然歩いた場所なので、ひとりで「行っタワー!そこ、いった…

「宇治田原ふるさと御膳」をいただきます。

お昼ゴハンは、去年できたばっかりの、きれいなお食事処でいただいた。まっさらすぎて、最新式のトイレの仕様にとまどうほどだった(笑) ぱっと見、地味だが、しみじみおいしい地の物である。やはりお茶どころなので、お茶を使った物が多い。 玉露の葉をゴ…

禅定寺境内を巡る。

境内の弁天池には、弁天堂がある。いかにも寺院の庭園なのだが、 この太鼓橋が、ふと私に「モネの庭」を連想させたのだ。 ほらほら、睡蓮だって! カラーもステキ。洗濯洗剤のCMみたいだが、日の光の下、白さが輝いている。 もちろん寺院の庭園らしさも満喫…

収蔵庫は宝物だらけ

収蔵庫は山門(仁王門)前にあって、そこからの風景も、南山城ののどかさに溢れていた。 収蔵庫にはご本尊の「十一面観音立像(重文)」をはじめとした十体の平安時代からの諸仏が祀られている。当然、写真撮影禁止。でも禅定寺のHPに写真がリンクされていて…

「経験者は語る」

宇治田原レポートの途中だけど、自分で解決できない疑問が浮上したので、割り込んじゃいます。 昨日、仕事をしながら問題のコトバが、「妖怪人間ベム」のオープニングの映像みたいに、記憶の奥底から浮上して、アブクとなりはじけた。それ以来、私はずっと、…

禅定寺本堂

禅定寺は「藁葺き」で有名なお寺だ。藁葺きの古民家を満腹になるほど見てきた私も、お寺の屋根なら珍しい。 私の子どもの頃は町内に、まだ藁葺きの家がちらほら残っていた。屋根に草が生えていたりもした。 こちらの絵馬。文殊菩薩で有名なお寺なのだ。とい…

猿丸神社から禅定寺へ

青紅葉に感嘆しつつ、鳥居をくぐり裏参道の階段を下りる。 みごとな別世界だ。 一本だけ、赤い紅葉があった。年中あかい「ちしおもみじ」だろうか。 真っすぐに立つ杉か檜の下には、鮮やかな緑色のシダの葉が、目一杯腕を伸ばしていた。 駐車場に戻る一行。…

宇治田原の最初は猿丸神社

今年の読書会の文学散歩は、宇治田原だった。もはや1ヶ月以上前の6月1日。参加者は二十数名という小型バス旅行にはうってつけの参加者数だった。読書会だけにテーマは「白洲正子さんの『かくれ里』を巡る旅/宇治田原編」、という文学散歩なのだ。 とりあ…

快慶展も5月

5月のブログ記事、それもたかが3日間の旅ブログを書くのに、40日もかかってしまった。ほぼ夏休み1回分を費やしてしまい、いまやまもなく夏休みに入ろうとしている7月だ。間に「パタリロの飛び出し人形作成」や「山門水源探訪」やラジオやテレビ番組の…

町田で「本の雑誌」厄除け展。

『武相荘』のショップで絵はがきなどを購入した後、山を下りて下界に戻る。またしても徒歩で鶴川の駅まで戻った。バスの時間が中途半端だったのだ。今回は本当によく歩く。 歩道のアスファルトの隙間から生えていたタチアオイ。 鶴川駅から小田急小田原線二…

「武相荘」の裏庭を散策

「武相荘」を出て裏庭を探検。 石灯籠。 竹林を背にして三重の石塔がある。そばには竹の皮がまだついている竹がのびていた。 この石塔の下には、次郎の遺髪が埋められているそうだ。埋めたのは妻の正子。さきほどテレビの録画で見たばっかり。 もっと奥に続…

次郎と正子のテイスト

武相荘内部には、白洲次郎氏が戦後、連合国軍占領下の日本で吉田茂の側近として活躍し、連合国軍最高司令官総司令部と渡り合った資料などが展示してあった。GHQに対し唯一、一個人の人間として、誇りを持って本音で一喝できた日本人である。白洲正子さんメイ…

白洲さんのおうち

白洲正子さんがご存命の頃から『芸術新潮』などで一目置いていたので、ご逝去されたときには軽くショックだった。でも長らく寝たきりの末よりは、よかったかも。次郎さんやご友人たちと同じ場所に逝くのは、もしかしたら楽しみですらあったかもしれない。 し…