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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

白洲さんのおうち

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白洲正子さんがご存命の頃から『芸術新潮』などで一目置いていたので、ご逝去されたときには軽くショックだった。でも長らく寝たきりの末よりは、よかったかも。次郎さんやご友人たちと同じ場所に逝くのは、もしかしたら楽しみですらあったかもしれない。

 

しかし白洲正子さんとの衝撃的な出会いは、彼女なきあとおこなわれたミホ・ミュージアムのオープニングイベント『白洲正子展』により、注目度が拡大した。彼女の愛用した遺品や、彼女が叱咤激励し応援した工芸家の作品など、すべてが私のツボだった。それだけではなく、いままでギラギラして品のない工芸品と思っていた螺鈿細工も、彼女のお眼鏡にかなった逸品を拝見して、螺鈿の素晴らしさに開眼したのだ。

 

武相荘」についてはオープンするときから知ってはいたけれど、なかなか訪れる機会はなかった。でも「いつか必ず」と常時虎視眈々と狙っていたのではある。

 

そして今回、ついにその機会が来た! やっと来た来た、やっと来た!のである。

 

最初に、屋根付きのオープンテラスのような場所で、いきなり休憩。

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ここは、故・ 白洲ご夫妻と「武相荘」を扱った番組録画が流されている(昔のEテレの『日曜美術館』だったと記憶している)。それを拝見したら、「武相荘」の予習ができるのだ。とてもいい番組なのだった。

しかし恋人時代に次郎さんが、正子さんに贈った甘い言葉を、亡くなってからもテレビで吹聴?されるのは「やだなあ」と次郎さんは思っているかも(笑)

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いかにもしっかりした作りの家具たちのなか、やはり存在感があまりあるのはこれでしょう。

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私は車にまったく興味がないから、価値も良さもわからないけど、存在感はすごい。もしかしたら、ルパン三世が乗ってたやつですか?くらいの、的外れなことしか言えない。(ちなみにルパン三世が乗っていたのはベンツSSKやアルファロメオらしい。この車ではない)

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ももちろん次郎さんの愛車本体ではない。ほぼ同じ物を、NHKのドラマ『白洲次郎』出演のため、わざわざ英国から輸入されたものだ。埼玉の「ワクイミュージアム」のご厚意により展示されている、とも書かれていた。

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絵はがきに車の内部写真があったが、次郎さんなみにカッコいい。車に全く興味のない私でさえ、そう思う。

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 ラストまで番組を見てから、行動開始。 

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おおきな門がある。おおきいけれど威圧感はなく、さっぱりとおおらかだ。

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これこれ、臼を新聞や郵便物をいれる容器にしたもの。雑誌でこれを見て、すごく気に入って私もまねをした。赤ちゃんのお風呂用みたいな木桶を、大型郵便物入れにした。ただし軽い物は風で飛んで行くので、重しが必要。

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門をくぐって、みどりのなかへ。

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こちらはオープンデッキ。藤棚もある。心配は、花が咲いたときにハチがこないかどうか。遠目にはきれいなんだけどね、紫の花房の下でティータイムって。現実は、そうそう思うようにロマンチックにははいかないものだ。 

 

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こちらの白いステキ建物は、お食事もできるカフェ。私はスルー。今回は「リリエンベルグ」に飲食店代マネーをつぎこんだから。

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幅広の石畳道が素敵。石畳って、子どもの頃から好きだった。・・・って、どんな子どもや。

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不思議な帽子のような藁葺き屋根の家に行き当たる。これが改築された民家「武相荘」だ。

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 寿の文字が屋根のてっぺんに乗っかっている。こういうところ、正子さん好きだったろうなあ。

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苔むした藁葺き屋根と、長い縁側。

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では、はいります! よござんすか。 よござんすね!f:id:simikonokobeya:20170629161710j:plain