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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

舟廊下と観音堂

とはいえ、本殿の彫り物の素晴らしさは、さすが太閤さまの遺構の桃山デザインだけのことはある。 でも回廊好きの私が一番見たかったのは、じつはこれ↓ 舟廊下ですよ! 朝鮮出兵の折りに使われた豊臣秀吉の御座船の用材を利用したという伝承から、「舟廊下」…

人間が神仏を交代させた。

龍神拝所では、もちろん「かわらけ投げ」もしましたよ。 手のひらに乗る大きさの素焼きの小皿「かわらけ」を購入。 鳥居を目指すも、 2枚とも届かず(汗・予想通りだが) 小中のスポーツテストで、「ボール投げ」の距離が極端に短かった記憶が甦る。 でもま…

琵琶湖を拝む場所。

国宝の渡り廊下の近くには、 カラーの招福弁財天。お守りなどもあります。 そして風通しのよさげな、レイクビューの絶景、龍神拝所。弁天、龍とくれば・・・。 白蛇さまを祀る「白己大神」さまも(きゃー!) 金運アップといわれても、本能的にヘビはちょっ…

のぼる!されど只今工事中。

自販機で拝観券を買い、受付のおばちゃんに日付スタンプを押してもらい、石段をあがる。 けっこうな勾配だ(汗) すぐさま息切れ。 そんなことでどうする! おお! この自然石でできたカーブの石段は、ぐっとくるほど味があるぞ! このまままっすぐ本堂まで…

土産物屋にキュン♡

上陸してまず目につくのは、新しめの石碑。波を象った土台の石組みの上に、「琵琶湖周航の歌」の歌詞が掘られている。 「平家物語」には、琵琶の名手でもある平経正の竹生島詣の章があり、醍醐天皇の臣下が主人公の別の話になるが、謡曲「竹生島」というもの…

船中にて

テトラポットのある波止場を歩く釣り人。絵になる。 先端の白いこれ、なんだかわからないけど、かっちょいい。 別アングルでもう一枚。 船内用のおやつに持って来たのは、野洲駅前の「梅元老舗」で買った「夏のお干菓子」。ぶたの蚊取り線香をチョイスしたれ…

舟に乗る。

大河ドラマで戦国時代ものがあるときには、かならず湖北地域でみかける幟(のぼり)。いや実は、数年先の大河にむけての幟があることも(汗) つまりほぼ年中大河ドラマ関連の幟があるのだ。 おおっ! 片桐且元さんメインですか! 渋いなあ〜♪ 「新選組!」…

竹生島へ!!

ながいながい読書会の「観音巡りツアー紀行」が終わったと思ったら、なんと次の日付は、奇しくも長年の憧れの地だった竹生島についに上陸した日になっていた! いつものようにノープランで書いていたのに。まったくの偶然なのだけど、引き続き「竹生島紀行」…

帰途

西野水道を最後に湖北とはさようなら。 湖周道路を通って、右手は彦根あたりまで、ずうっと琵琶湖だ。 ずうっと琵琶湖だから、飽き飽きしてしまいそうなのに、なぜか飽きないのが琵琶湖の琵琶湖たる由縁だ。 さすがは古代湖。密かに10万年の歴史を誇ってい…

西野水道

ラストは「西野水道」という史跡。田んぼの中の史跡公園だ。 「西野水道」は、余呉川がたびたび氾濫するので、琵琶湖に放水路をつくらねば、と在所の僧・恵荘が天保11年(1840年)に掘削しはじめた。難工事だったが、村人たちと力を合わせ、1845年(弘…

ほとけさまに出会う。

実は西野薬師堂の薬師如来さまと十一面観音さまは、今回対面した多くの仏さまの中で、私にとってはスペシャルな方々だった。 なみなみならぬライブ感を漂わせておられたのだ。これは国宝とか重文とかの区分けとは、まったく別のもので、直に対面するまでわか…

西野薬師堂

というわけで、ラストの地は高月町西野。まずは西野薬師堂から。 なんだけど・・・。 正妙寺の「十一面千手千足観音」をプッシュする必死さのあまり、ここでそれが観られる、と間違った認識をされる方多数(汗) たしかに私も「テレビ見仏記」で「十一面千手…

赤後寺の鐘楼

ここではお二人のお世話役の方が、授与物販売とともに説明もしてくださった。その中で、パンフレットには書かれていない、面白い話がある。 昔、この寺には33体の観音様がいらっしゃったそうだ。村人が病気やお産のときに、それぞれの家庭が観音様をお借り…

赤後寺

さてお次は赤後寺(しゃくごじ)に向かう。 バスの中でも「町並みが独特ですてき」という声が聴こえたが、家のつくりも雪深い湖北ならではで、雪の重みに負けないようしっかりしている。この辺りの気候は北陸なのだ。 参道でおうちウォッチングだ。雪で家が…

近江の天満宮

バスの中から赤い鳥居が見えて来ました♪ 天満宮跡? 菅山寺? つまり「菅」って、あの菅原道真の敬称である菅公のことですか? 車がやっと通れるくらいの道を、郵便配達人の赤いバイクの隙を縫って歩く、賑やかな一行。 青空や緑の山に映える鳥居の赤。 菅山…

医王寺

どこまで書いたか自分でもわからなくなるくらい間があいてしまい、申し訳ないです。気を取り直して、つづきを。 バスが医王寺の前まで来たところまでだった。木曽路ではないが、医王寺も山の中にある。道からすこしあがったところに、まずは3体のお地蔵さま…

ランチのあとで

おなかもいっぱいになったし、梅干しとか「蕎麦の実入りナメコ」などをお土産に買ったし、バスへと移動する。うわ、私がラストじゃないか! ラストなのに、あれこれ見てしまう、そして写真を撮ってしまうサガ(汗) これはなに? なんて書いてある?? ぎょ…

山をのぼると。

ここでも階段がついているとはいえ、「山登り」は希望制だった。足腰に不安があるのなら、別ルートも用意されていたので、二手に分かれてランチの場所までの移動だったのだ。たぶん、子どもの頃から山で遊んでいたので、昔取った杵柄でなんとかなるとタカを…

与志漏神社

さて与志漏神社である。 一見なんてことない、普通の神社である。 由来をみれば由緒正しき古社のうえ、古代から氏族の祖として崇拝され親しまれてきたとか。 近江の人のご先祖さまなら、お参りしとかなくちゃ。 こちらも神主さんではなく、村人さんたちがお…

薬師堂・大日堂

「与志漏神社」の境内には、他に「薬師堂」と「大日堂」があり、中には仏像が沢山収蔵されている。 それらへと向かう途中、木の洞に若木の生えた不思議な木があった。 まずは薬師堂。 ちいさな格子のすきまから、ガラス越しにのぞく。なかなか奥行きのあるお…

世代閤(よしろかく)

もうひとつの収蔵庫、平成元年に開館した世代閤には、さらにたくさんのお像や屏風、古文書が並ぶ。壁際にある4面のガラスケースには、お宝がぎっしりずらりと。 ここに展示されている薬師如来(天平時代 重要文化財)は、行基が開いたこの地のお寺・戸岩寺…

己高閣(ここうかく)

ものすごい気さくな本日担当のおじさんが誘導してくださり、己高閣に入る。テープで説明を聴き、各々がじっくりと拝見する。 己高閣は、昭和38年(1963年)に、鶏足寺の宝物館として建てられた。 中には、本尊の十一面観音菩薩像や七仏薬師像などのお…

アップダウンの自然観察

この風景の美しさ、色彩の鮮やかさは、ふと「テクニカラー」や「総天然色」という言葉を思い出すほどだ。 ちいさな湿原に遭遇。私は行ってないが、他の会員の方は、以前文学散歩で行かれた、やはり湖北の「山門湿原の森」を思い出されていた。寒地のブナと暖…

信州のようなハイキング

またもや登りの道で、必死に足を持ち上げながら、石段をぜいぜいしながら上がって行く。でも、緑が感動的にうつくしい。まさに目に青葉。やはり徒歩にして正解だ。山の中の道を抜けると、明るく視界がひろがる場所に出る。 青空、白い雲、羊歯の土手、風にそ…

石道寺

石道寺は奈良時代の開基で、平安初期、最長の中興と伝えられている。当初は天台修練の道場として栄えたが、現在は無住で観音堂のみが残る。 もとは山間部にあった真言寺院だったが、仏様を世話できるよう、大正3年に現在の麓の里へと、村人たちが観音堂を移…

木之本・石道寺へ

そそくさと旧高月を出たあとは、旧木之本を目指す。石道寺は、以前H氏と行ったことがある。山の中にあるお寺なので、バスから降りて、いくぶんか歩かなくてはならない。こちらの十一面観音は、素朴で唇に紅があるような愛らしい仏様だ。 道の脇には石垣があ…

トップ・オブ・ザ仏像

仁王門には、珍しい法輪付きの鬼瓦が。 お堂に上がらせていただき、回廊を通って仏様のお部屋へ集合し、ご住職の説明を拝聴する。 ご住職の話によれば、奈良から平安時代にかけて十一面観音信仰が一大ブームだったそう。湖北に十一面観音が多数残っているの…

向源寺の仁王さま

ツアーの最初は、いきなりトップ・オフ・ザ仏像の登場だ。観音界はおろか仏像界でも屈指の美しさを誇り、日本彫刻史上の最高傑作といわれている、「渡岸寺観音堂(向源寺)」の十一面観音さまだ。白洲正子が、みうらじゅんが、そして仏像にさして興味がない…

「湖北の観音めぐり」へ!

行くか、行かざるべきか、それが問題だ。とさんざん悩んだ今年の読書会の文学散歩。メニューは「湖北の観音めぐり」だから、申し分ない。大変魅力的な内容だ。 問題は8時集合、18時解散という時間。H氏と共に家を出て、H氏の帰りにはもしかすると間に合わ…

5月の終わり6月のはじめ

5月の終わりと6月のはじめの1週間は、やたら忙しかった。 まず蛍を見なくては! と思い立って娘をむかえに行くついでに、まず5月の末に蛍スポットに佇んで見るも、空振りに終わる。6月にはいってから2度目を見に行ったら、橋の付近を3匹だけ点滅して…