山をのぼると。
ここでも階段がついているとはいえ、「山登り」は希望制だった。足腰に不安があるのなら、別ルートも用意されていたので、二手に分かれてランチの場所までの移動だったのだ。たぶん、子どもの頃から山で遊んでいたので、昔取った杵柄でなんとかなるとタカをくくっていたのだろう。
あまりの美しい景色と気持ちのいい空気に、自分のトシとヒザへの負担をわすれていたのかもしれない。山の中の石段は、どんどん険しくなってくる。ギブアップしたくても、ときはお寿司、いや遅し。たぶん私よりはるかに年長の方と一緒にのぼる。息をあがらせ弱音を吐きつつ、同じペースで。
やっと視界がひらける場所に到着。掛け値なしにうれしーー!!
そして、今度もやはり「のぞき」見るお堂だった。
残念ながら詳細は覚えていない。きっと酸欠で脳に血液が回っていなかったらしい。
くだりはなだらかで、足にやさしい。なにより素晴らしいパノラマだ。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭のようである。
気分はジュリー・アンドリュースだ。
一足早い避暑地のよう♪
みなさんとは、ずいぶん遅れて緑を満喫。
木漏れ日の射す森林を見上げる。
あ、おなかがなった(汗)
本日のお食事処、「己高庵」に到着♡
入口を入れば、お土産物がずらりと並び、レディスの興味津々なまなざしがこまかく物色する。私も例外なくひととおり品物を見た後、村人のてづくりらしい梅干しと、瓶詰めのナメタケ(蕎麦の実いり)を購入した。
シンプルながら海老フライもポテトサラダも茶碗蒸しも、かなり美味しかった。おいしい空気の中、よく歩いたせいもあるのだろう。