2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧
行事神社から新川神社までのみちみちも、かなり面白い物件が目白押し。 茅葺き屋根の家。となりには白いハコと赤いシャッターのコンストラストが斬新なガレージ?が。 微妙に三角に貼り出している木造家屋。 まるで昔の船のよう。 石垣の上に立つ家から出た…
屯倉神社を出て、駅の反対側にある「行事神社」へ。小さな踏切を渡り、レトロな行畑商店街を歩く。 中山道の通る古い地域だ。 車の行き交う大きな道のそばに佇むお地蔵様2体。この辺では有名なお地蔵様で、「背くらべ地蔵」と呼ばれている。 左側にいらっし…
屯倉神社の勧請縄は、青竹(緑色に人工着色!)がぎっしりと編み込まれたもの。 ズーム! 真ん中の丸いものを、西村先生は「トリクグラズ」と呼ばれていた。これは三種の神器のひとつである「鏡」をあらわしているとのこと。また◯は、邪悪なものを睨む目の象…
ちょっと勧請縄見聞レポートからはずれます。 先日夫が東京で見てきた『イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる』(国立新美術館にて)の、買ってきてもらった図録をみて、非常に心をひかれたものがあった。メキシコのユダ人形だ。 このゆるさ!…
あー、伏見稲荷の記事が終わった終わった! と凝った肩を叩いてみたが、 ・・・次に控えているネタは、もっとマニアックじゃないかー! 「勧請縄」見聞録です。ご存知ですか? 勧請縄。 そんなん、知らないですよね。私だって、一昨年には知りませんでしたよ…
もと来た道を下山なので、とくに場所的には新しく書き加えることもないけれど。 下山するときに、偶然、同じツアー参加者の年配のおじさんともご一緒することになった。 さすがに仕事で似顔絵を描いてらっしゃるだけあり、れんくみさんは、彼が以前にも、小…
れんくみさんと、あめ湯を注文する。あたりを見回すと、ここも思わずテンションが上がってしまうようなレトロ茶店だった。 昔懐かしいような、細い竹の暖簾! まるで霜が張り付いたような摺りガラス! こちら側にも、昔実家にあったのと同じような、プリズム…
さて、ここからの階段は、お山巡りのハードさを加速させる。それでも次のポイント「熊鷹社」までは、まだ余力があった。 「熊鷹社」の裏手にある「こだまの池」。 この池のほとりで手を打ち、その反響する方角を捜すと、家出人や失跡者が見つかるらしい。 一…
さあ、「千本鳥居」をくぐって、「お山巡り」に出発! 「千本鳥居」は、信者より奉納されたもので、長さ4キロに渡る朱の鳥居のトンネルが続く。小さなものも含むと、奉納された鳥居は、一万基以上になるらしい。願い事が通るように、また願い事が叶ったお礼…
石峰寺から、ふたたび伏見稲荷に戻り、拝殿前で10分トイレ休憩。 私はお土産物屋さん、神社の授与品をざっと見る。あらかじめ購入予定してた「しるしの杉」を一体購入。商売繁昌はいいけど、家内安全は必要。 それに後白河さんや清盛さんも「しるしの杉」…
石峰寺は、「百丈山(ひゃくじょうざん)」と号する黄檗宗寺院。 宝永年間(1704〜1711)、万福寺の千呆(せんがい)和尚の創建と伝えられる。当初は諸堂を完備した大寺だったが、度重なる災火により堂宇を焼失し、現在の本堂は、昭和60年に再建さ…
人知れずツアーの予習したとき発見して、行きたかったのよ、ここへは! 知る人ぞ知る、歯痛に御利益があるというお地蔵様。なにが恐ろしいって、突然の歯痛ほど恐ろしいものはない。昔はずいぶん泣かされた。あの痛みは、すべてのことを放棄させるくらい凄ま…
まずセーフのかけ込み初午詣でを済ませたら、次は赤い拝殿の隣にある、地味な史跡に集合する。ここでも小嶋先生のレクチャー。 荷田春満(かだのあずままる)は、江戸時代の国学者。父は伏見稲荷神社(現在の伏見稲荷大社)の社家で御殿預職の羽倉信詮(はく…
さて2月4日に行って来た伏見ウォークツアー。今回は読売文化センター主催、例によって小嶋先生の歴史ウォークシリーズのひとつ。単発でも申込できたので、昨年秋に申し込んだ。小嶋先生のイベントは人気があるので、受付してもらえただけでもラッキー。定…
南鐘堂。正式名は「鯨鐘楼」というらしい。この鐘は、「秋の幽寂の響き」を伝えている、と言われている。 聖徳太子の引入浄土の御誓願により鐘楼からの響きは、 はるか極楽浄土に通じるといわれている。そのため、春秋の彼岸会、盂蘭盆会、大師会などは、特…
長い長い塀の端に、聖徳太子を祀る「聖霊院」、別名「太子殿」の門がある。 こちらは先の「猫の門」と対になっているようで、「虎の門」と呼ばれているらしい。 その名の通り、虎がいます。悪いものが入ってこないように見張っているのだとか。 裏側にもど迫…
のんびりゆっくりとくつろいでしまったが、お昼も随分過ぎてしまい、ハラペコになってしまった。ちょっとした石に腰掛け、大阪の地下街で明日の朝ごはん用に買ったパンを食べて、飢えをしのぐ。次は東大門へ。 みちみちに出会った、脇侍を従えたカッコいいお…
ただ歩いただけなのに、けっこうな時間を「極楽浄土の庭」で費やした。陽気もよく冬枯れた景色にも、それなりにほっこりできたので、ゆっくりくつろぎながら歩いたからだ。人影もまばらで、ほとんど極楽を独り占めできたため、いのちの洗濯をした気分だ。 も…
木の間から見える十三重石塔。現代の塔ならぬ高層ビルに挟まれて。 人(?)心地ついた池のほとりの石塔。こころなしか、のほほんと。 この不思議なモニュメントが何かは不明なものの、たぶん下支えしている亀は、例の重い物好きでほぼ不老不死に近い長寿な…
黄色のレンガならぬスクエアな石をたどって到着した場所は 粋な行き止まりゲートになっていた。 ゲートの左手では、黄色の薔薇が「お気の毒さま」となぐさめてくれる。いやいや、そういうあなたこそ、こんな寒い季節にお気の毒さまだ。それとも寒い時に咲く…
落ち着いた日本庭園で、人工的なミント色を発しているこの建築物は、八角亭という。建物の色もさることながら、ステンドグラスのようなガラスが、色違いではめ込まれているのが斬新。好きかどうかは別にして。 1903(明治36)年の内国勧業博覧会時に建て…
ほんのりと温かく、日差しも柔らかで、まさに極楽な散策日和。 しだれ梅のつぼみも、ふくらんでいる。いやがおうにも、シアワセ気分。 日本庭園に付きもののお茶室も。水の美しいお庭に相応しい「青龍亭」。 隣の建物の壁面は、桧皮葺や網代を使っており、地…
まずは案内を読み、極楽浄土の庭とは何なのかを、とっくりと理解しようとする。しかし全文読了後も、理解できたかは不明。一応仏教ミッションの学校へは7年も通ったから、『白河白道』って聞きおぼえはある。でも、内容までは深く詮索しなかったなあ。 中国…
唐門をぬけ、もうひとつ門をくぐると、正面に五智光院。 後白河法皇が建立し、徳川秀忠が再建した灌頂堂だ。 広い境内の両側には大きな樹木が、みるからに手入れが行き届いた、美しい姿で佇んでいる。 手入れが行き届いているのに、いやみなく居心地がいい。…
まだ1ヶ月しか経っていないのに、大河ドラマ『軍司官兵衛』の単純で一面的なストーリーの流れと、平板な科白に、これはちょっと・・・と退屈しかけている。役者さんたちは、好きなひとが何人もいらっしゃり、熱演されているのだけど、いかんせん、脚本の壁…
前後するけれど、通用門を見る前に立派な唐門をくぐったのを忘れちゃいけない。 まるでお正月のように完璧に掃き清められただけでなく、地面に模様まで描かれるほどに整っていた(もちろん立ち入り禁止)。お坊さんの修行の一環なんだろうけど、思わず恐縮。…
亀井堂の前に「極楽浄土の庭」という案内看板があったので、それはいかなくちゃね。 と、矢印にしたがって歩いていったが、極楽のある五智光院を目前にして、ちょっと横道にそれてしまう。気になる門が目に入ってしまったのだ。 この門の正体は 「本坊西通用…
亀の池と太鼓楼の間の道をずんずん歩くと、すぐにあるのが亀井堂。 なにげに煎餅屋のような名前だが、今までで一番パワースポットらしき空気に満ちている。 霊験あらたかな場所というよりは、人の祈りのパワーが濃い空気なのだ。霊感のない私ですら、そんな…