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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

極楽を独り占め。

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まずは案内を読み、極楽浄土の庭とは何なのかを、とっくりと理解しようとする。しかし全文読了後も、理解できたかは不明。一応仏教ミッションの学校へは7年も通ったから、『白河白道』って聞きおぼえはある。でも、内容までは深く詮索しなかったなあ。

 中国の迷走、いや名僧・善導大師のたとえ話、『白河白道』を基に造園されたらしい。

 地図を見ると最初にあるのが、「釈迦の滝」と「釈迦三尊の石」らしいが。

 これですか。

 滝のスプラッシュがすごくキレイだった。でも、私を狂喜させたものは。

 梅! 梅が咲いてる!

 川の中を橋のように、きれいに並んだ石達もさることながら、岸辺にある大きな石自体もすばらしい。舞台のように円形の石、美しい蛇腹のように、細かなヒダヒダのついた石、白く帯を巻いた石。どれも名石(かも)。

 地面に落ちる木の影をみていると、のんびりした気分になる。おまけに、ほぼ貸し切り状態だ。極楽を独り占め。

 「瑠璃光の池」の淵でぼんやりしていると、いそいそとやってくる鯉たち。

 背びれを水面から出しながら、大急ぎで。

 鯉だまりができてきたが、そろそろ肩すかしをくったことに気づいた模様。落胆の表情を浮かべる鯉たち。

 「瑠璃光」と豪語するだけあり、水の透明度はいままで見たことも無いくらいキレイだった。

 もちろん池の周りの樹々も、それらを映す水面も、滝も。恐ろしいくらい手入れされている。毎日がお正月準備の大晦日みたいなお庭だ。極楽浄土のメンテは大変だと思い知った。できれば極楽での掃除のバイトは遠慮したい。

 (つづく)