屯倉(みやけ)神社
屯倉神社の勧請縄は、青竹(緑色に人工着色!)がぎっしりと編み込まれたもの。
ズーム!
真ん中の丸いものを、西村先生は「トリクグラズ」と呼ばれていた。これは三種の神器のひとつである「鏡」をあらわしているとのこと。また◯は、邪悪なものを睨む目の象徴でもあるとか。あるいは「太陽」という説もあり、まわりのはみ出した竹は、放射する光をあらわしているらしい。竹にサンドされているのは、杉の葉か?
「トリクグラズ」の両側には、小縄がたくさん下がっている。
普通、小縄は1年間の月数、つまり12ヶ月をあらわしていて12本下がっているそうだが、ここは片側だけで12個、つまり全部で24個下がっている。またうるう年には、13本さげる場所もあるらしい。
そのうえ、縄梯子のような形態で、横に渡してあるのは榊の木でできた御幣だそうだ。
これはなかなか入手困難らしいので、毎年使い回されている。
先には葉のついた榊の枝が下がっている。凝った勧請縄だから、ものすごい手間がかかっている。
「トリクグラズ」を裏からみたところ。
8月28日前後の日曜に奉納される「こども相撲」の土俵。現代はいろんな子や親がいらっしゃるので、「注文の多いこども相撲」になっているらしい。氏子のお世話役は大変だ。
神様が、ここから子どもたちが相撲を取るのを眺めたという、大銀杏の木。
鳥居の注連縄。中央に鯛二尾を八の字に取り付け、串柿・ダイダイ・ホンダワラ・炭を麻で吊り下げる。鳥居のしめ飾りは、なぜか夜のうちにはずされてしまうので、しめ飾りとして見た人は少ないそうだ。不思議なしきたりだ。