極楽の途中で道草
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亀井堂の前に「極楽浄土の庭」という案内看板があったので、それはいかなくちゃね。
と、矢印にしたがって歩いていったが、極楽のある五智光院を目前にして、ちょっと横道にそれてしまう。気になる門が目に入ってしまったのだ。
この門の正体は
「本坊西通用門」。
四天王寺の事務所である本坊への、最短距離にある門だ。境内地図にも掲載されていないが、かなり立派な門だ。なんといっても重要文化財。
瓦の飾りをはじめとした、波の形が斬新だった。遠目からは、「あれはなに?手裏剣が刺さってる?」と思いましたからね。
威風堂々の巨大な扉。
うららかで温かな日差しを受けていた。
牡丹のデザインは普通なのだけど、
霊獣たちのまわりを取り囲む、老婆の指みたいな波頭が、もう(笑)
この日一番の、というか今までに見た中でも5指にのぼるくらい、シュールなデザインだった。
(つづく)