アップダウンの自然観察
この風景の美しさ、色彩の鮮やかさは、ふと「テクニカラー」や「総天然色」という言葉を思い出すほどだ。
ちいさな湿原に遭遇。私は行ってないが、他の会員の方は、以前文学散歩で行かれた、やはり湖北の「山門湿原の森」を思い出されていた。寒地のブナと暖地のアカガシが混成している珍しい山林で、その中にある湿原は貴重な湿原植物の宝庫で、数多くの昆虫がが生息しているそうだ。今の季節なら、ササユリがみられるそうだ。
そこで水たまりの上の枝に泡で包まれたモリアオガエルの卵があったそうで、ここでもそれを発見された。実年齢はともかく、心は瑞々しい乙女の好奇心と探究心を持つ諸先輩方に敬服。
まるで日本初のカラー映画「カルメン、故郷に帰る」のワンシーンのような光景だ。
山の中らしい、しっとりした場所には、こんな可憐な花が。エキスパートのように昆虫や植物に詳しい方が、即座に名前を教えてくださったのに、失念。残念。やはりメモが必要だった。
見た感じアジサイの原種みたいで、コアジサイのよう。白はよく見るけど、この仄かな青紫は珍しいとおっしゃっていた。山の妖精のように可憐。
下り坂が終わり、平地に出る。湖北の水田は、やはり湖南より一足遅い風景が見られる。まだ水面もみえて、田んぼに空が映る素敵な季節が巻き戻したようで、わくわくする。
平地からまたしても上り坂(汗)
でも、ほどなく到着(ほっ)