木之本・石道寺へ
そそくさと旧高月を出たあとは、旧木之本を目指す。石道寺は、以前H氏と行ったことがある。山の中にあるお寺なので、バスから降りて、いくぶんか歩かなくてはならない。こちらの十一面観音は、素朴で唇に紅があるような愛らしい仏様だ。
道の脇には石垣があり、山水が流れる細い水路がある。
流れる水は、清らかで冷たそうだ。手入れもよくなされていて、和やかな気持ちになる。
マンホール発見! 旧木之本町の町の花である「こぶし」と、町内の3つの川、高時川、杉野川、余呉川を組み合わせたものだ。これは旧高月町より、いくぶんかわかりやすい。少なくとも「花と川」であることくらいは理解できる。
途中に、石段が古めかしい神社を発見! 思わず立ち止まって見入ってしまう人続出。古代めいているのに、きちんときれいに石が並んで高さも整っている。扁額をみれば、「神前神社」というらしい。
どんどん坂道をのぼり、野の草花が咲き乱れている場所を発見! シロツメグサと野アザミだ。
観光駐車場の横には、巨石がごろんと。
マーガレットの上には、ヒツジ雲。
サツキと青紅葉のなかを歩く一行。風はすこしひんやりして、空気は澄んで爽やか。とにかく気持ちがいい!
すこし息を切らしながら、のぼってのぼって。高みからの景色は、「ここはどこ!?」と問いかけたくなる美事さ。
あともう、ひといき!
到着しました、石道寺。お堂のような、ちいさなお寺である。