以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

新聞交代。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 結婚前からウチで購読していた新聞を、7月からローカル紙に変更した。

 新聞を替えるのは、思想的にどうこうとか、紙面が低下したとか、記者がけしからんことをしでかした、いま現在購読している新聞に不満があるからだろう、と一般には思われる。

 しかし、そんな高邁な理由ではない。いたってシンプルな理由だ。

 7月から各ローカル紙で連載新聞小説五木寛之先生の「親鸞」が完結編をスタートさせるのである!

 いや、別に五木先生のファンでも、親鸞商人、あわわ親鸞上人のおっかけでもない。

 ご存知の方も多かろうとは思うが、すでに各ローカル紙で「親鸞」は何度か連載されて、すでに書籍にもまとめられている。第1部、第2部「激動篇」だ。

 そのとき、五木先生にぴったりと寄り添う伴走者がいた。そしてまさに、私が新聞を替えようと思い詰めるほどの原因は、その伴走者、挿絵を描かれた山口晃氏なのである! 次回の完結編でも、もちろん彼が五木先生の伴走者だ。(五木先生、なんてお心が広いのだろう・・・もしくは洒落がわかるのだろう)

 昨年の11月に、京都の「えき美術館」で開催された『山口晃展』では、「親鸞」に添えられた山口画伯の原画の数々を見た。(下線部の文をクリックすると、そのときのブログが読めます) それはもちろん単独でも爆笑なのだが、ある程度親鸞上人の人生を知らないと、「??」な部分もあるし、やはり絵だけでは面白さ半減だろうと想像される。五木先生の生真面目な原文あってこそ、山口画伯の絵の面白さは倍増するのではないか。(いや、もちろんほとんどは真面目な挿絵なのだろうが)

 そのときは、つくづく「事前に知っていれば、ローカル紙を購読していたのに!!」とほぞを噛んだ次第だ。それくらい面白い。「あまちゃん」に匹敵するくらい、といってもいい。毎日楽しいことがあるのは、幸せだ。

 そしてついに、来月1日よりスタートする「完結篇」。おお!神はわれを見捨てなかった! このラストチャンスをいかさねば!!

 という事の次第で、来月からは京都新聞です。ああ、楽しみ。たぶん全国で私みたいな山口ファンは少なからず存在するだろう。一気にローカル紙購読者が増えたりしてね。