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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

真夜中の笑い声

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 やっと読み始めた岸本佐知子さんのエッセイ、『なんらかの事情』。これ「なんらかのジジョウ」です。「なんらかの情事」と読み間違えないでくださいね。どちらの場合も妄想はどんどん広がりますが。

 これがもう可笑しい。最初はくすっと来る。そのくすっ、が終わるか終わらないかのうちに、次のくすっ、が来る。そのくすっ、がまだ半分残っているうちに、追い打ちをかけられ、うふふとなる。うふふにダメ押しがきて、ガハハとなる。

 コレを読み始めたのが、夜中の1時すぎで、ベッドの中だ。波状攻撃で押し寄せる、つぶやくように控えめな小声でささやく「あるある話題」から始まり、妄想が妄想を呼ぶ文章。お腹をよじる私。夜の静寂(しじま)に、息つぎしながら遠慮がちに響く笑い声。

 客観的には、かなりホラーだろう。