ボストンはやはり遠かった。
天王寺駅の構内で「←美術館」の看板に従って外に出たが、そこからの案内がない。仕方なく、もう一度駅に戻って聞くと「地下街にもぐってそこの表示に従ってください」と。うーん、なんで案内看板がないんだろう? しかも私はこれまで2回はここに来たことがあるのに、全然おぼえていない。それも一昨年、来たばっかりだし。しっかりしろ、私!
地下街の案内にたどり着く前に、肝心の階段を降りた場所で、早速どちらに行ったものやら。丁度案内所があったので、ふたたびそこで道を聞く。どうやら多くの人たちが美術館への道を聞くらしく、「美術館案内担当者」がいらっしゃった。矢印案内があれば、すむことなのになあ。
地下街を歩いて、地上に上がって、天王寺公園に出る。動物園や美術館が同じ入場ゲートになっている。「国立民族学博物館」や「大阪日本民芸館」のある万博公園みたいだな。
以前よりはるかにグレードアップされた天王寺公園。花や芝生の間には、動物園らしく動物トピアリーやどうぶつモニュメントもある。
緑の木立からわずかに見えるのは、天王寺のシンボルだ。
通天閣(一部)!
ゲートでチケットを購入し、美術館へGO。
下り坂の小径(「フェルメールの小径」というらしい)をしばし歩き、噴水の角を曲がり、重々しい佇まいの美術館前に到着した。迷い迷い到着したので、距離以上に遠く感じた。やはりボストンまでは遠かった。
さあ、曾我蕭白の龍もおまちかねだ。