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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

博物館

倉敷民芸館

アイビースクエアに戻り、大浴場で歩きづめの疲れをとる。部屋に戻った後は、引き出しにあった備え付けのレターセットを拝借し、お便り三昧(といっても2通)で、ホテルの夜は更けて行った。 2日目は8時にオープンするアイビースクエア内のショップで、お…

京菓子資料館

まるで先程のおさらいのように、辻子か小路を通って、郵便局へ風景印をいただきにいく。老舗の京菓子店「俵屋吉富」さんの近くだ。せっかくここまで来たのだから、通り道にあった「京菓子資料館」に行くことに決定。 「俵屋吉富」の社用車も俵の黄色が塗られ…

骨三昧のあとはスイーツ三昧。

3階には大阪の民博みたいに、文化人類学的な、もしくは民族学的なガイコツが国別に陳列されている。ペルーやメキシコのガイコツ人形はかわいくて陽気だ。 日本のもアニメが出自の「キャプテン・ハーロック」や「ゲゲゲの鬼太郎」、「ワンピース」の掌サイズ…

シャレコウベ・ミュージアムに潜入!

ついに潜入。玄関口で靴を脱いで、受け付けでチケットを500円で買っていると、館長自らさまざまな説明をしてくださる。上がり口にいるマネキンはスカルファッションに身を包み、頭にはドクロ・フルフェイスのヘルメットを被っている。 「これはここでは一…

シャレコーベ・ミュージアムへ

以前、「3月になったら行きましょう」と、かつての同僚Aさん(20歳は年下女子)と約束していた、尼崎にある「シャレコーベ・ミュージアム」に行って来た。 Aさんは私以上にディープスポット好きな女子なので、ここのことを教えてあげた時には、かなり食い…

日本民芸館

ときどき小走りになりながら、日本民芸館へ急ぐ。文学館の矢印看板があった場所に戻れば、別方向に向かう民芸館への矢印看板があったから、幸い迷うことはない。でも地図でみたとき思ったよりやや遠くて焦った(帰りはそうでもなかったのだけど)。 突如目の…

シャレコーベ・ミュージアム!

新聞記事でみたいものがあったので検索しているとき、出会い頭にぶつかった記事に驚愕した。 なんと頭蓋骨をテーマにした博物館があったのだ。しかも私設博物館。 じつは私設の施設は、なにしろ自分でコレクションを公開したい!というくらいの情熱を傾ける…

H氏の目的は

さすがに安藤忠雄さんの建築物は、クールなモダンデザインだ。透明のアクリル製のイスなんかが備品で置いてあったが、よく合っていた。ゆるいカーブを描くコンクリートの壁は地下2Fまである。 巨大なパッチワークのようなガラス窓がある。記念館のシンボル…

ハコは安藤忠雄作品

自販機でチケット(500円)を購入し、係の方にパンフレットをいただき、お庭を歩く。 後で知ったのだが、司馬さんは自然な感じの庭がお好きだったとかで、雑木林をイメージして安藤忠雄さんが作られたらしい。 ミツバツツジとモクレン。 こちらがミツバツ…

弥生の森に迷い込む。

銅鐸博物館の外は、かなり広い公園になっている。大きな池、山水の流れる小川、トチや椎やクヌギなどの木々も点在する。「弥生の森歴史公園」という名称だ。 「歴史公園」とは、つまりこういうものがあるからで↓ 竪穴式住居とか↑ ↑柵の向こうの水たまり(蓮…

宗泉寺(そうせんじ)の仏像展

2Fでは常設している土器や模型などと、企画展「はやり病を封じる」の物品が展示されていた。そのなかで「特別に展示されている秘仏」3体が、静かに並んでいた。 50センチ前後のやや小振りの仏像であるが、丁寧につくられている。秘仏なので保存状態も素…

地元のお宝を見に行く。

仕事関係の用事でH氏を駅まで送った後、地元の博物館で地元の秘仏を公開しているということで、行ってみた。 わが町は、国宝の銅鐸が出土したので、銅鐸の意匠や銅鐸にちなんだお土産もある。それにのっかって25年前に野洲市歴史民俗博物館ができた。通称…

イメージの力 実用品をオブジェとして

この企画「イメージの力」は、東京の国立新美術館からスタートした。 「博物館」の展示物を「美術館」で展示するのだ。美術館にある展示品は「作品」になる。ここではザルや梯子や網や農具などの実用品を、現代美術のインスタレーションの手法で展示されてい…

イメージの力 ハイブリッド!

ガーナでユニークなのは、棺桶だけじゃない。床屋さんの看板がいくつか展示してあったが、日曜画家作品かポップアートか、みたいなキッチュなものだった。 キッチュとはドイツ語で、 「けばけばしい」「古くさい」「安っぽい」という意味だが、それを積極的…

イメージの力 「武器よ、さらば」

内戦終結後の復興をめざすアフリカ南東部のモザンビークで、「平和への祈り」を込め、戦争で使われた武器を材料にし、アーティストたちがオブジェを作った。 これは、アフリカの旧紛争国でつくられた“武器アート”だ。 (「イメージの力」図録より) モザンビ…

イメージの力 おなじみのCMから

もしかしたらローカルなものかもしれないけど、葬儀社のCMで、アフリカの葬送の映像を使っているのをご存知だろうか。ほぼ祭状態の賑やかな歌や踊りで死者を棺に入れて送り出すのだが、その棺桶が「ライオン」を象っているのだ。たいへんインパクトのあるCM…

イメージの力 魂は空にむかう。

本物の作品をリアルな空間で見ると、もちろん写真や動画でみるのとはまったく違うパワーを感じるが、今回の展示はとりわけそうだ。常軌を逸して長いもの、大きいもの、背の高いものがたくさんあるのだ。「大きさ」を実感するには、展示室に入って驚いてもら…

イメージの力 この手仕事をみよ!

もちろん展示品はすべて手づくりなので、高度なワザだったり、手が込んでいたり、逆に朴訥だったり稚拙な魅力満載だったりもする。図録から、お気に入りをいくつか。 タイのモン族のタペストリー(ストーリー・クロス)。ものすごく細かい作業をきちんきちん…

イメージの力 神々と祈り

ラテンアメリカはスペイン人に侵略され、キリスト教が入って来た土地だからか、先の悪魔仮面のように、もしかするとキリスト教を愚弄している??と、ついうがった想像を巡らしてしまう。 キリストが張り付けになった十字架には、キリストの頭部と、クギを打…

イメージの力 やっとあえたね♡

第1章「見えないもののイメージ」は、2Fから始まる。エレベーターが開き、部屋に入ると! なんとも懐かしく、なじみ深い方々がお出迎えしてくださった! (「イメージの力」図録より) プレートには「フーダ人形」とあったが、メキシコからやってきた紙の…

イメージの力 プロローグ

世界中の「イメージの力」は圧倒的にパワフル。のっけから入口突き当たりの「椅子三神」のインパクトは絶大。しばらく離れられず、仔細に見てしまいました(笑) (無料パンフ「みんぱくカレンダー 14.10〜15.3」 より) けど2階の情報室で会話されていたグ…

いきなり「みんぱく」。

そういう予定は、そもそもなかった。 しかし「お天気もいいし、気温も過ごしやすいし、デイサービスやし、またとないチャンスやから」と、H氏が大プッシュしてくれたので、急遽「国立民族学博物館」こと「みんぱく」へGOと相成った。 企画展は「イメージの力…

鳥獣戯画展

10月10日は、リベンジで京都国立博物館『国宝 鳥獣戯画と高山寺』展へ。「予告」の吹き出しがとれて、ウサギさんの本来の言葉がでてきた。 長蛇の列は40分待ち。日除け付きの列なので、助かる。その間、読書に励み、おかげで読書会の課題本を読了する…

京(みやこ)へのいざない展

遅ればせながら、10月3日のお出かけ記事。 秋はチカラを入れた美術館・博物館の企画展が目白押しで、すでに見に行きたいものもいくつか決定しているので、さくさくとこなして行かなければならない。「10月中には、あれとこれと・・・」と考えると、手近…

陶房、そして理想の縁側。

椅子が沢山ある休憩室から、入室はできないけれど陶房に陳列してある作品や彼のデザインを眺める事ができる。 一貫して館内に流れるトーンは同じ。懐かしくて温かくて優しい。 試験用陶片は、釉薬や彩色する絵の具の配合を事細かに試しては記録し、モノにす…

茶室、展示室、のぼり窯。

中庭にあった丸い石。ほんとにまんまる。しかして、その正体は? 実は寛次郎の故郷、島根の安来の知人たちが、石灯籠を寄贈したいと申し出たのだけど、それが彼の美意識に合わず、丸石にしてもらったそう。 石灯籠より、まんまるの石! なんかわかるわー! …

二階の居間と一階廊下

居間では、かなり自由にくつろげるが、となりの上段の間は立ち入り禁止なのでズーム撮影。大きな机が置いてある部屋だ。 中央にある独自な「寛次郎招き猫」が、実にかわいい。 これは横側の書斎から撮影。 襖にオブジェ。不思議な調和。 藤好きの私には、竹…

だれもがくつろぐ場所。

書斎には、河井寛次郎氏が使った椅子と机がそのままあり、 氏になりきって、机に向かいぼおっとしてみる。 この机であくせく受験勉強とかしたくないな。そういう机じゃないみたい。 その隣には、こんなあたたかで重厚なセットが。臼をリサイクルしたようなシ…

階段がいざなう場所は

2階へは切れた大きな数珠のようにぶら下がったものに少し頼りながら、階段箪笥をあがる。1本しか無いのに、ちょうど必要な位置から下がっていて、その1本で事足りるのに感心する。 上がりきった場所からみると、 真ん中に四角い吹抜けが! 家の中の明るさ…

「用の美」に酔う。

受付までの細長い三和土を歩き、すのこが置かれた上がり口の受付で入館料900円を支払い、館内写真撮影の許可を得て(住所氏名をノートに記入するだけ)、1階の生活空間に佇む。 囲炉裏が四角く切ってあるが、いい具合に段差をつけて、座れるようにもなっ…