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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

シャレコウベ・ミュージアムに潜入!

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 ついに潜入。玄関口で靴を脱いで、受け付けでチケットを500円で買っていると、館長自らさまざまな説明をしてくださる。上がり口にいるマネキンはスカルファッションに身を包み、頭にはドクロ・フルフェイスのヘルメットを被っている。

「これはここでは一番新しく入って来たものなんですよ〜♪」とヘルメットをなでる河本館長。スカルをトレードマークにしたライダークラブさんがいらっしゃって、彼等と同じものだとか(そのへん、うろ覚えですが・汗) 

 マネキンのシャツもジーンズもジャンパーも、ブランドもののスカルデザインらしい。いろんなところの名誉教授や名誉会長をされているが、館長はチャーミングで気さくなおじいちゃんなのである。コレクションはたしかにエキセントリックだが、本人はきわめてまっとう(に見えた)。知的で上品な紳士なのである。

(パンフより)

 1Fは日用雑貨の展示。下駄箱近くのガラスケースにはスカル灰皿、天井にはドクロのついたシャンデリアや浮世絵風シャレコウベの絵付き和凧、壁には映画「ボーンコレクター」のポスターやガイコツモナリザの絵が飾ってある。

 もちろんトイレの表示やマットもガイコツ。

 奥の陳列棚には、アクセサリーや文具、衣料品、iphoneケース、ブランドの財布や時計なども。

 1Fでの私の!お気に入り!?は、白黒ドクロのチェス駒。ミステリアスでオシャレだった。ネットで販売されているお手軽価格なものとは違い、高級感があり上品。「カナダで買いました」とおっしゃっていたような(うろ覚え)。

 Aさんのお気に入りは茶店にあるような、棹の先に小さなノボリバタがついたようなもの。上半分には「ちょっと骨休みしましょう」と書いてあり、下半分にはリラックスしたガイコツの姿が。う〜〜ん、Aさんらしいわ〜。

 真面目に「これ、ほしいです〜」とつぶやかれたので、館長に「どうやって入手されたんですか?」と聞いたら、「忘れたけど、どっかで買った」。「どっか」って。そこんとこを知りたいのよ!

 

 ちなみにここにあるグッズは、館長がお店で見つけて買ったもの、特注で作ってもらったもの、自作したものなどだ。もしかしたら寄贈品もあるかもしれない。スカルというとキワモノっぽいけど、美術品から宗教、歴史、民俗学、日用品からパンクなCDジャケットにいたるまで、幅広い視野でのコレクションだ。

 

 また「ガイコツ=死」という連想により、「メメント・モリ」のような「死を意識して生きる」という哲学的な意味合いも含んでいる。ところどころにそれを大きく示唆する言葉がかかっているので、館長の意図するところでもあるのだ。

 時間が来たので3階に行き、館長のミニ講演を聴く。私たちの他には身内のスタッフのお嬢さんたちが2名、遅れて年配の男性が途中参加。

 今回のミニ講演は「スカルと書について」。頭蓋骨という漢字は、「解体新書」を和訳した杉田玄白前野良沢が、オランダ語から和訳したときに初めて使われた。(この2人は他にも、「神経」という素晴らしい和訳もしている!)「されこうべ」というのは「さらされた頭蓋骨」という意味だとか、「脳」という漢字は分解すると、月(へん)が「からだ」のこと、ツが髪の毛、×が脳みそでそれを囲っているのが頭蓋骨とか。よしんば河本館長の個人的な説だとしても、面白い話だった。

 講演後、「荷物用」のステッカーを貼ったエレベーターで、3Fから消える河本館長。

 そして私たちは3Fの展示を見始め、展示にヒントがある「スカルクイズ」も解き始めた。(一部分以外は館内撮影禁止につき、写真がなくてすみません。)