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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

骨三昧のあとはスイーツ三昧。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 3階には大阪の民博みたいに、文化人類学的な、もしくは民族学的なガイコツが国別に陳列されている。ペルーやメキシコのガイコツ人形はかわいくて陽気だ。

 日本のもアニメが出自の「キャプテン・ハーロック」や「ゲゲゲの鬼太郎」、「ワンピース」の掌サイズフィギュアなどが展示されていた。やはり妖怪ものや海賊ものがピックアップされているが、できればタイムボカン三悪の親玉「どくろべえさま」や、アンパンマンの人気キャラ?「ホラーマン」も見てみたかった。「どくろべえさま」については、館長はご存じなかったらしく、「検討します」とのこと。

 レプリカのスカルもあるが、本物の頭蓋骨に精巧な彫刻のあるものも(汗) 首刈り族のつくった干し首もあり、実は結構おののいていたのだが、帰宅後資料を見直したら「レプリカ」と書いてあった。そりゃそうだよね〜〜。まさか本物は置けないよね〜。所蔵品には日本のミイラのレプリカもあるらしい。

 考古学的見地からのレプリカで、最古の人類サヘラントロプスものも、ネアンデルタール人のものもある。あらゆる角度より頭蓋骨を探求しておられるのだ。

 他にはさまざまな素材で作られたスカルがずらっと。

 江戸時代に医学の学問用に作られた木のスカル、焼き物のほか、水晶のスカルをはじめ、ルビーや翡翠など宝玉から彫りだしたものもあった。3Dプリンターで作ったらしい、河本館長ご自身のスカルも(汗)

 印象深いものは、清の時代の中国の印。取っ手がスカルなのだが死刑判決用のものらしい。なるほど。絶対間違えて押しちゃいけないもんな。

 

 他に見たかったのは、館長がコレクションを始めるきっかけとなった、銀の装飾がついて目にビーズが入ったスカル。やはり「実物」を見てみなければ。

 ああ!納得!これなら欲しいと思うのもわかる!という、やはりの逸品だった。 

 美術品としてはメキシコの女性画家、フリーダ・カーロの作ったスカルの作品。メキシコ人らしく明るくて陽気な色遣いと印象だ。

 2階はハローウィンの展示。ガイコツ人形が勢揃いし、ボタンを押す(センサーに触れる)と歌ったり、踊ったり、叫んだり、笑ったり。カジノにあるような大振りのスロットマシンだって各階にあったぞ。わかりやすいのがマンガ「ワンピース」のスロットマシンだけど・・・「ワンピース」ファンは、実際にやってみたいだろうなあ。まさに金に糸目はつけねえ、というミュージアムだ。現在の展示数は7500点ほど。1万点になったら、ギネスに登録するつもりだそうだ。

 1時間半ほどじっくりと展示品を見ながらクイズを解いたので、私たちはスカルクイズ全問正解という快挙をなしとげ、合格証をいただいた。

 年甲斐もなく喜んでいる私の横で、それをしげしげみていたAさんは「初級編ということは、もっと上級もあるんですか?」と、館長に質問されていた。その上の中級編もあって、それはイベントのときにされるクイズに解答して中級資格?を得られるらしい。Aさんの内に秘めた野望を垣間みた瞬間だった。

 ミュージアムを去る前には、玄関先のマネキンさんと館長とともに私たち2人の記念撮影をしていただく。むろん観光ツアーの高額写真ではなく、サービスでメールに添付して送ってくださるのだ。なるほど〜! ミュージアムの新しいサービスだ。

 立花駅前や駅中で、年の離れた女子ふたりは、「おいしそう!」と自制心を失い、和洋を問わずスイーツを買いこんでしまう。「ちょっと買いすぎちゃいました・汗」とつぶやくAさんに、「晩ご飯のかわりに食べたらいいんですよ!」と、マリー・アントワネットみたいなことを言ってしまうワタシ(汗)

 という私も、帰宅して晩ご飯の前に、お饅頭やシュークリームを食べてしまいましたが。