以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

「りぼん」のふろく展へ

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

さて壬生寺の参道を抜けると、ふたたび梛神社に戻って来る。相変わらず賑わっている。さらに、志納金を収められた善男善女の方々の頭上で、ありがたい鈴を振ってくださる巫女さんのお神楽も見られた。

f:id:simikonokobeya:20170208141955j:plain

志納金もお収めせずお神楽を拝見させていただいたムクイで、四条烏丸に行くバスが目の前で発車してしまうという憂き目に遭う。それでも田舎とは違い10分ごとにバスは来るので、気長に待つ。やっと来たバスに乗って、四条烏丸で下車し、地下鉄に乗り換えて2駅の烏丸御池で下車。せっかく御池に来たんだから、ここに立ち寄ってみたいよね。

f:id:simikonokobeya:20170208142659j:plain

ここでしか買えない和菓子のお店、亀屋末廣さん。

f:id:simikonokobeya:20170208142930j:plain

もちろん買うのはこれね。

f:id:simikonokobeya:20170208142835j:plain

お干菓子と半生のお菓子が2段、入ってます。

f:id:simikonokobeya:20170208151711j:plain

すでに包装済みのものを、奥から持って来てくださった。

f:id:simikonokobeya:20170208151716j:plain

シーズンごとに箱の模様が違うそうだ♫

f:id:simikonokobeya:20170208151729j:plain

もちろん中身もシーズンごとに変ります。

 

次はちょっとだけ歩いたら見えて来る「京都まんがミュージアム」へ。昭和初期建造の元・龍池小学校校舎を活用した施設だ。

概略 | 京都国際マンガミュージアム

 

以前来た時には、ぱらぱらと、それも海外の方がいた程度だったのに、この日は開架所蔵されている読み放題の漫画を、わが家にいるようにくつろいで読みふけっている若いひとたちがたくさんいらっしゃった。大学生は春休みだからかな? そういえば、棚には以前よりぎっしりと、心惹かれるタイトルの漫画が並んでいるもんな。

 

そんな微笑ましい風景を横目で見つつ、上の階で開催中の「りぼんの付録展」へ。

 

とはいえ、私はほとんど「りぼん」を読んでいない。小学生の頃、回覧されていたのが回って来たら読んだり、病院に置いてあったのを読んだりしたくらい。小学生のとき、たまに買って(もらって)いたのは、「少女フレンド」や「マーガレット」だった記憶が。高校生の頃は「少年チャンピオン」と「少年マガジン」だったし、大学生では「プリンセス」と「LaLa」、学生じゃなくなってからは「ぶ〜け」。残念ながら「りぼん」にはあまり縁がなかった。

 それなのにどうしても行きたくなったのは、つい最近、姫野カオルコ先生の「ああ、懐かしの少女漫画」を読了したばかりで、先生は今も少女漫画の付録を大切に保存されていて、その写真やコメントが気になっていたから。口絵カラーの先生の私物である「少女漫画ふろくコレクション」は、まさにお宝!

honto.jp

もちろん本文も電車で肩を震わせ、笑いを堪えながら読むほど面白かったのは、いうまでもない。

 

この展示の入口部分のみ、写真可能だった「乙女の学習机」モデル。

f:id:simikonokobeya:20170208191340j:plain

 

う〜ん、私の小学生時代とは、かけ離れているなあ(ためいき)

 

f:id:simikonokobeya:20170208191621j:plain

そうか、木調でなくステンレスだった気がする。それでも学習机が来た時には、一国一城の主になって気分だった(笑) 漫画ではなく「小学1年生」とか「学習」とかの雑誌が並んでいた記憶がある。

 

そんな「りぼん乙女」率2%くらいな私でも、この展示はかなり楽しめた。派閥は違えど、小学生の頃は、水森亜土ちゃんや田村セツコさんのイラストのメモ帳を持っていたし、中学生の頃はサンリオキャラやスヌーピー、大きなボンネットをかぶった少女「ホリー・ホビー」のステーショナリーにうっとりだった、こともあるのだ。少女の魂さえ持っていたら、この展示は楽しめること間違い無しだ。

LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展 | 京都国際マンガミュージアム

おまけに強い味方がいる。正統派「りぼん乙女」なれんくみさんが、♡をまき散らしながら、付録たちに熱視線を送って、アツく説明と思い出を語ってくださったからだ!

 

他にも探したら、アツいレポートを書かれている方がいらっしゃったので、リンクを貼ります。そうそう、まさにこんな感じ。

magazine.manba.co.jp

60年代から現代に至る少女漫画の付録の変遷は、まさにひとつの文化でもあった。それを知ったことも収穫のひとつ。

 

そして矢沢あい先生の絵のうまさ、岡田あーみん先生のユニークさに打たれたりもした。わが家で世間よりかなり遅れて「ちびまる子ちゃん」ブームがきた、さくらももこ先生のカラフルでちょっと不思議なデザインも好きだ。

 

ちょっと前には「キラキラ☆ラメ文化」が少女たちに席巻していたのも、娘を通して知っていたのである意味懐かしい。つい最近のでは、「漫画家セット」という付録で、「そのままそれを使って漫画を応募できるセット」も驚きだった。

 

かなりじっくりと拝見したが、たぶんお客さんたちの熱気で、会場は乾燥しまくっていて、展示を後にした頃には、ちょっとぐったり。

 

それでも最後の気力を振り絞り、ミュージアムショップへ。

常設グッズ売り場には、楳図手ぬぐいが数種類(大汗) ショップ側は「『へび女』『あかんぼ少女』押し」らしく、壁に(それでも、ある程度インパクトは押さえたものだっただが)も広げて展示してあった。棚に畳んであったのは、ものすごく怖いコマ割りしたのもあったんですよね(怖) ぜったい、ぜーったい、買わんから! 怖すぎ!

 

f:id:simikonokobeya:20170209014335j:plain

 

買ったのはやはり「ちびまる子ちゃん」グッズ。仕切り付きのクリアファイルとメモ帳。メモ帳はKちゃんへのお土産。「ちびまる子ちゃん」好きの彼女には、かなり喜んでもらえた。

 

という風に、今年の節分は乙女な幕切れとなり5時の電車で帰途についた。