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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

イメージの力 やっとあえたね♡

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 第1章「見えないもののイメージ」は、2Fから始まる。エレベーターが開き、部屋に入ると!

 なんとも懐かしく、なじみ深い方々がお出迎えしてくださった!

(「イメージの力」図録より)

 プレートには「フーダ人形」とあったが、メキシコからやってきた紙の張り子のユダ人形だ。

 この人形は、キリストを裏切ったユダを形にしたもの。復活祭の前土曜日に、焼かれたり、花火を入れて爆破されたりするらしい。悪や裏切りを象徴するユダ人形を破壊することで、魂や社会が浄化されるということらしい。

 でも「どうせ燃やすんだから」、という投げやりさが見え見えのチープな作りが、逆にたまりません。図録をみた瞬間から一目惚れ状態。あまりに惚れ込みすぎたため、百均で紙粘土を買って来て、レプリカを作りましたよ↓

 これはてのひらサイズだけど、実物を見て意外に大きくてビックリ。身長は1メートル以上あったかもしれない。小学生くらいの背丈だった。ウチの子たち(ユダ人形のことね)は、「たぬき亭」の入口が定位置なので、いやでも毎日目に入る。自然と愛着もわくというものである。

 実物大のユダ人形に会った瞬間、懐かしさのあまり涙が出そうになった。いや、ほんとに。ちょっと離れがたかったくらい。もちろん図録の写真より、はるかに愛おしい。写真ではいまひとつピンとこなかった細部も、しっかり確認することができた。

 ウチワのような安直な手に指が描かれている稚拙さが、私のレプリカで忠実に再現されていることも、再確認できた(笑)

 もちろんウチの子たちは、燃やしたりなんかしませんから! 復活祭が終わっても、たぬき亭の入口で「いらっしゃいー!」と、もろ手をあげて迎え入れてくれるのだ。

 ユダ人形への愛を確認しつつ、後ろ髪をひかれつつ、次の部屋へ移動する。