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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

イメージの力 この手仕事をみよ!

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 もちろん展示品はすべて手づくりなので、高度なワザだったり、手が込んでいたり、逆に朴訥だったり稚拙な魅力満載だったりもする。図録から、お気に入りをいくつか。

 タイのモン族のタペストリー(ストーリー・クロス)。ものすごく細かい作業をきちんきちんとされていて、配色もかわいかったもの。ある種ポップアートみたいだった。

 でも実はこれは、一部のモンの人々が戦乱に巻き込まれて難民となり、中国からラオス・タイを経て第三国に移住するまでの、時間の経過と出来事を刺繍にしたものなのだ。可愛い外観とはうらはらな、シビアな物語が描かれていたのだった。

 パプアニューギニアのものは、たいていステキなんですが、これはまたなんて可愛いんでしょうね♡ 樹皮画です。

 左がネイティブアメリカンのシャイアン族の揺りかご。右がマレーシアのカヤン族の背負子(しょいこ)。こんな可愛い背負子で、お母さんが赤ちゃんをおんぶしてるところ、絵になるだろうなあ。たぶん魔除けと思われる装飾品も、あれこれぶら下がってます。

 このビーズのかぶり物! カメルーンの頭被り型仮面。ものすごい根気のいる作業ですよね!! そして、こんなにこまかい手作業をしながら、このゆるゆるな完成度とのギャップが(笑)

 カメルーンの「ゾウの仮面」もおしゃれな色合いのビーズ刺繍。これ、展示室で見た時は、それほどインパクトを感じなかったけど、パンフや定期刊行物の表紙にも使われているのを見るうち、だんだん好きになってきた。ラインのデザインも、色の合わせ方も、申し分なし。

 かつてパラオはトビ島の、代表的な民芸品だったという「トコベイ人形」。無邪気なようであり、なにかを企んでいるようでもありで、かなり好きなテイスト。