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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

鳥獣戯画展

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 10月10日は、リベンジで京都国立博物館『国宝 鳥獣戯画と高山寺』展へ。「予告」の吹き出しがとれて、ウサギさんの本来の言葉がでてきた。  長蛇の列は40分待ち。日除け付きの列なので、助かる。その間、読書に励み、おかげで読書会の課題本を読了することができた。  しかしまあ、混んでいること!!! このときは40分待ちでした。5分で20人入れるという手順。  鳥獣戯画展は「高山寺の宝物」からスタートするので、「あれ、意外にスムーズ♡」と喜んでじっくり見ていたら、最後のパートが鳥獣人物戯画の部屋なので、そこでまさかの大行列(汗) しかも進まない。  入る時に40分待って並ぶのは、しっかり覚悟しているからいいんだけど、館内に入ってからの最後の鳥獣戯画のお部屋が、「ため」がありすぎ。  せめて目の前に展示物があれば、館内の列も諦められるんだけど。ガラスケースに辿り着くまで長すぎる列が蛇行して、気分を悪くしたお年寄りもいらっしゃった(困)  暗いから本も読めないし、音声ガイドを繰り返し聴くしかない。あれは改善していただかないとね。ミーハーで見に行くのは辛いから、よっぽど「みたい!!」っていうひとでないと、おススメできないな。「全巻」っていっても、あれだけ待って、巻物がわずか4巻だし(いままで華麗な絵巻をいっぱい見すぎているから、贅沢なことをいう)  京博のツイッターを見ると、混雑具合やどれくらい待たないといけないのかわかるので、どうぞご参考までに。金曜の夜が空いていておススメらしいですよ。  やっぱり絵巻の動物たちは、大変にかわいく豊かな表情だし、知らなかったこともいっぱい。漫画の源流というのも頷けますね。個人的なおすすめは鷹と麒麟です。あんなキュートな日本画の鷹は他にいません(たぶん)   内容的には、『鳥獣人物戯画』の生き生きとした表情の豊かさも、大変わくわくするものだったけど、最初の部屋にあった『明恵上人像』が理想の世界感。木の股に腰掛け、瞑想する明恵上人をリスや小鳥がかわいらしく見守る。静かで愛情溢れる、ほのぼのした彼の晩年の世界だ。  かと思えば、若かりし明恵上人の阿弥陀如来やインド(天竺)への情熱的な憧れの激しさにちょっと引く。あげくに耳を切ったりして、「あなたはゴッホか!?」と胸の中でつぶやいたり。  そういうことで、今回の目玉の『鳥獣人物戯画』以外にも、(私には)面白いものがいくつもあったから、他の高山寺の寺宝も、ぜひゆっくりじっくりとご覧ください。その部分は、普通にすいてますから。  出口付近にいた「ボクたち」。  京博に到着したのが11時、入ったのが11時40分、出たのが14時。クタクタでハラペコなのに、平成知新館の仏像さんたちにちらりと再会しに行く。  京都駅までバスで帰還する。さすがにもう歩くのはムリ(汗) 京都タワーは、なぜか目にするたび撮りたくなる物件。  青空によく映えていた。  こちらは京都駅のビルに映ったタワー。