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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

木之本へ

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 先週いつものようにH氏が、「どっかいきたいとこ、ある?」と聞いたので、「あるけど、遠いしなあ。大阪の青空書房とか、木之本とかやし」。私としては100%その日は家にいるつもりだったのだ。

 すると意外な反応が。

「木之本は、ええな。行こ」

 ええ〜〜っ? 遠いで〜! 滋賀県内といえど、電車で行けば東海道本線米原駅で乗り換えて、北陸線で4つ目の駅、高月の向こう余呉の手前だ。

「車やったら1時間ほどで行いけるやろ。今日は木之本っていう気分やねん」

 ・・・どんな気分や??

 直ぐに支度をして、曇り空の下、北を目指し、ドライブに出発。目的地は、村娘にも例えられる素朴な観音の山寺、石道寺だ。

 湖岸を走ると、珍しく湖面が白い。空との区別も定かでない。

 そして案の定、木之本をスルー。トンネルを抜けた道の駅に立ち寄ろうとしたところ、生憎定休日。丸子舟の展示を見てから引き返す。

 そんなちょっとした紆余曲折の末、木之本駅にたどり着く。とにかくお昼ゴハンを!ということになり、観光案内所に立ち寄る。

 奇を衒わず、上品な和風の新しい駅。

 好感度大。いまさらだけど、駅スタンプ押すの忘れてた〜(汗)

 鬼も大笑いする再来年の大河ドラマの幟。

 観光案内所で、徒歩で行けるお食事処を教えてもらう。お昼ゴハンに出発! 

 たちまち気になる物件に遭遇。

 これはもしかすると、あの滋賀県最古といわれる・・・

 江北図書館! なんたる奇遇! 一度行きたいと思っていたんですよ〜! 洋館見学の観光施設でなく、現役の図書館!! 

 江北図書館についての記事を漁って見ると、創立から100年以上経つ、財団法人が経営する私立図書館らしい。建物は築100年ではないが、元農協の事務所をお買い上げした歴史あるもの。エアコンはなくトイレは汲取式で、古き良きエコ施設だ。経営難、という名前のエコでもある。

 とはいえ、司書さんたちは利用者さんをすべて把握し、各人のための本のソムリエであり、親切なベテランさん。地元のひとたちには、どうやら居心地のいい場所であり、使いやすい図書館らしい。

 このあと、お食事処どころではなく、すっかり木之本という町の面白さに夢中になってしまうあまり飢餓状態となるのだが、その話はまた。