私的国立スポット
この日のホテルは隣の立川で駅近なんだけど、20時チェックインのお安いショートステイプラン。どうせ外で晩ご飯を食べるから、と思ってそうしたが、6時をオーバーしてもそんなに空腹ではなかった。国立駅や駅周辺で時間をつぶそうとしてたら、駅前のパン屋さんが全品20%オフなのを発見。ホテルに帰ってからサンドウィッチでも食べるか、とパンを購入。
そうそう、時間があれば国立駅近の本屋さん、「増田書店」に行きたいと思ってたんだっけ。地図をたよりに(といっても大通りをまっすぐ)行ってみた。
その途中、道をへだてて、こんな歯科を発見!
おお、『聖☆おにいさん』たちは、いつのまにか歯科医を開業していたのか!? 文字通りイエスのゴッドハンズと仏陀の仏手で、奇跡の治療を行なっているのかも(笑) 地理的にも彼らがシェアハウスしている下宿と近い(たぶん)ので、通勤も便利そうだ。
増田書店は、広さといい品揃えといい、申し分なかった。背表紙を見ているだけでクラクラするほど楽しい。この道の先には一橋大学があるから、こんなにも充実してるのだろう。詩歌がひと棚ある書店って大手チェーン店でしか見たことないのに、ここではちゃんとセレクトされた状態で揃っていた。
手芸本のコーナーでは、「どうぶつまめぐち」のあまりの可愛さに、一度は買う気満々だったが、旅先なのを思い出し耐える。それにたぶん、こんなに小さいものは、不器用な私には作れない。それにしても、可愛すぎる♡ だれかつくってちょーだい!
店を出る頃にはすっかり暗くなっていた。
でもまだ8時には間があるので、増田書店のすぐ近くにある白十字さんに入ってみる。とても上品な洋菓子屋さんで、中にカフェもあるのだ。
さっきまでペンキ絵を描いていたから、ちょっとシンナー臭漂う怪しいおひとりさまには、やや場違いなほど上品なお店。近くのテーブルにはシックな花束を置いた品のよいマダムがいらっしゃった。店員さんたちも、お育ちのよさそうな感じがする。
でも!
メニューを見て驚いた。ケーキが地元ではありえないほどリーズナブルなお値段なのだ! こんなにちゃんとしたお店なのに、うれしい♡ ケーキとホットコーヒーで、すこぶるくつろいでしまう。
お店を出るときに焼き菓子の贈答用BOXなどを流して見たら、さすが音大のある街、『演奏会セット』と銘打たれたものがあって感心する。需要もあるのだろう。♪の形のクッキーなども垣間見えた。
いい感じの時間になったので、立川へ向かう。立川駅の売店でちゃんとした野菜ジュースを買う。前回の東京行きで、食費節約のためホテルでパン生活をしていたら、帰宅時にはヘロヘロだったので、今回は体調に気をつけようと思ったのだ。(でもやっぱりこの夜は、2割引のパンなのだ・汗)
ところがホテルの冷蔵庫がほんのりしか冷えないタイプだったので、ちょっとガッカリ。翌日ペットボトルを1日冷やすための保冷剤ももってきたのに、凍らないじゃないか〜! (格安だから仕方がないのか)
それ以外はレディス仕様の、いいお部屋だった。ベッドもいい感じだったのに、なぜか2時間おきに目が覚めてしまい、いまいちの体調で目覚める。それでも動けば不調はふっとぶのを経験から知っているので大丈夫。
2日目は一橋大学の伊東忠太氏の作品を見に行く。国立の駅前は工事中で、防音パネルが張り巡らしてあったが、ふと立ち止まって、しげしげとみつめる。魚のシールがパネルに貼ってあり、そのいくつかに低学年らしき子どもの字が踊っている。
こんなかんじ。
「たのしいなつやすみが 来ますように」。
気が早いなあ〜、GWが済んだばかりだよ。でも、かわいい。
「さかな、すき」。
シンプルで、子どもらしくて、いいなあ♡
通勤通学のみなさん、お邪魔しました(ぺこり)