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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

そぞろ山道歩きと水車小屋

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

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宿場は終了して、信越へ。道ばたには石仏などが並んでいる。

 

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左から、

道祖神」は村の入り口や辻などに祀り、悪いもの(疫病など)が入ってくるのを防ぐ境界の神様。「庚申塔」は60日に1度、夜通しで行なわれる庚申講を実施した記念として建てられるもの、らしい。「馬頭観音」は死んだ牛馬を供養する観音様。

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実はそれに先立って、電気のマンホール発見。

 

次は小屋。ちょっとメルヘンな水車小屋だ。小学生の頃は、ちょっと憧れていた。

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村に30軒もあったらしい。

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19世紀のすばらしい動力。究極のクリーンエネルギー。しかも勝手に仕事をやってくれる。

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茅葺き、土壁の素朴な小屋だ。

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土壁のひびわれもナチュラル。どのくらい持つもんなんだろう。

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中にある杵と臼は、精米や粉引き、藁打ちまでできるすぐれもの。長野県だから、蕎麦の実もそば粉にひかれることも多かったのだろう。

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当然天井はなく、屋根はむき出し。無骨な梁もかっこいい。

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水車の車輪は、修理がしやすいように、取り外し可だ。

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近くには、六地蔵さん。

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水車小屋は、川崎市重要歴史記念物。その詳細は民家園のHPより ↓

 

旧所在地:長野県長野市大字上ケ屋

建物区分:水車小屋

構造形式:寄棟造・妻入り、茅葺、桁行4.5m、梁行4.2m

建築年代:19世紀中期

 

 

「19世紀の巧みな原動力」

水車は使用目的によって二種類に分類できます。ひとつは灌漑(かんがい)などで水を上げるのにつかうもの、もうひとつは動力として用いるものです。

この水車は後者で、米つき、粉ひき、蕎打ちなどに利用していました。

水車を動力に用いる場合、水が車輪に掛かる高さによって上掛け式、胸掛け式、下掛け式に分けることができます。上掛け式と胸掛け式の場合は水をみちびく樋(とい)が必要になりますが、下掛け式の場合は水流に直接車輪をひたします。本園の水車は上掛け式で、車輪の直径は約3.6m。傷んだ場合に修理がしやすいよう車輪は建物本体から外せるようになっています。

 

見どころポイント

  • 粉挽き、米つき、わら打ちの3つの機能が備わっています。
  • 水車に水を導くための樋(とい)があります。