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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

宮沢賢治記念館へ

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 タクシーを降りて、駐車場から記念館に続くアプローチは森の中。まさに宮沢賢治の世界。フィトンチッドで満ち満ちた小径。

 

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アプローチから最初の広場には、こんな可愛い表示が。

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木立の中には、よく見るといろんな「しかけ」が隠れている。

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木の洞の前にも。

 

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次の広場には、賢治の童話のオブジェ。

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よだかの星」だ。

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賢治は、和と洋がミックスした、モダンと民話が融合した、詩と科学と宗教がスパークした世界を作り出したひと。知の巨人と呼べる人だろう。

 子どもの頃は、彼の伝記を何度も(家に本があったので。活字中毒だったし)読んでいたけど、なんだか本人さんは好きになれなかったな。えらく求道的で苦行を求めているみたいで。

だけど大人になってわかった。なにしろ元々賢治はお坊ちゃんだし、マルチな天才だから、鉱物や化石をはじめ、天体好き、宇宙好き、地学好き、レコード好き、音楽好き、チェロが好き、舶来もの大好き、園芸や庭作りも好き。

ビンボーウェルカム! 金なんかくそくらえ!という人だと思ってたら・・・めっちゃ趣味人やんか!! 賢治の死後、輸入された山ほどのチューリップの球根と莫大な未払いの代金が残されていた・・・という話を読んだ事もあった。彼が独身でよかったよ! 

でも「ひとごと」だからこそ(笑)、そんな彼に逆に惹かれてしまったりする。

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バラがお出迎えしてくれた先には、「猫の事務所」の人形が。このテイストは、個人的には趣味ではないのだが、「猫の事務所」は、かわいそうな話だけど、とても気になる話。賢治の時代から、「いじめ」は続いている。

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では、入りま〜す!

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いきなり花巻の観光ポスターに見入る。花巻の伝統民俗芸能「鹿(しし)踊り」の鹿(しし)が温泉に浸かっている!! う〜ん、気になるわ〜、「鹿踊り」。

それにしても「ホメラレモセズ、クニモサレズ」のインパクトは大きい。さすがは「アメニモマケズ」だ。だって、鹿踊りとまったく関係ないし。

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と思ったんだけど、賢治は「鹿踊り」に一目も二目も置いていたことを、ここで知るはめになるとは。