3度目の金沢卒業旅行。
卒業旅行、というものがある。大学を卒業するまえの、学生のウチに出かけようという、あれである。私の大学生だった頃は、まだ東京ディズニーランドがなく、もちろんUSJもなかったので、たぶん信州や山梨あたりのおしゃれなリゾート地が人気だったような、うっすらした記憶がある。
その頃は「青春の思い出としての旅行」という意味合いだったが、Kちゃんによると「社会人になったら、今度いつ温泉にいけるかわからんから(絶望的にムリそうなので)、いまのうちに満喫しとかんと!」という、切羽詰まったものらしい。今の若い人は大変そうだ。
そんな彼女は、それぞれ違った友達グループと今年度にわたり「卒業旅行」をこなして来た。どんだけ友達いるねん!と思うのだが、今年に入ってからは、「毎日が送別会やねん。しかも1日2回入ってるときもあるし(汗)」。どんなスケジュールやねん。それにどんだけ律儀やねん。
まあ、それだけ愛されてる人なんだということで、納得するか。私が知っているだけで、部屋の合鍵を熱望している「女子」2名がいるし。
彼女が昨日、今年になって3度目の金沢卒業旅行(1泊)から帰って来た。「和倉温泉、よかった、露天風呂から海見えたし。そやけど夕方は曇ってたし、朝風呂は大雨やったし、何も見えんかった。しょうがないから、貸し切り状態の大雨の露天風呂で泳いで、温泉満喫した」 おいおい、あんたは「坊ちゃん」かい!と突っ込んでしまう。道後温泉よりは広いかもしれないけど。
和倉温泉から一足伸ばして富山の高岡まで行って来たらしい。さすがのフットワークだ。「高岡、ええとこやったで。古い昔の町並みが残っていて、趣があって」。ええのう。行きたいのう。
しかし、夜明かししておしゃべりしていた友達は睡眠不足がたたり、バタバタと討ち死にしていったとか(汗)
お餞別を渡していたので、「『圓八のあんころ』と『ます寿司』買って来て〜♪」とメールしたら、ちゃんと買って来てくれた。うれしいな〜♪♪
天狗がレシピを教えてくれたという「あんころ」。こし餡が不思議に甘くないので、これだけをひとりで食べてしまえます。ただし当日限りの賞味期限なので、旅行中か帰宅後即完食がお約束。そんな商品なので、お土産物屋さんでなく「コンビニで売ってます」と言われたそうです。