禅定寺境内を巡る。
境内の弁天池には、弁天堂がある。いかにも寺院の庭園なのだが、
この太鼓橋が、ふと私に「モネの庭」を連想させたのだ。
ほらほら、睡蓮だって!
カラーもステキ。洗濯洗剤のCMみたいだが、日の光の下、白さが輝いている。
もちろん寺院の庭園らしさも満喫。青紅葉が、石組みが美しい。
ん・・・? アップにすると、不思議な顔面もありますが(汗)
これだけの庭は、並大抵の努力では維持できない。雑草が生えていないだけではなく、
竹から落ちる遣り水と、花々の配置と世話も行き届いている。
さりげなく苔や蕗もあしらわれている。
鐘楼の横を通り、
素敵すぎる四阿(あずまや)。苔むした茅葺きの下で、風光明媚を楽しめる。
屋根のてっぺんの継ぎ目には、やはり大きな器が雨よけに伏せられていた。
鎮守堂の前には、縁結びの絵馬代わりのカード。よつ葉のハートのクローバー模様だ。
宇治田原という地域は、地形上もハート型なので、ハートで町おこしをされているとか。ハートを前面に押し出してから、観光客が急増したそうだ。
禅定寺は座禅体験ができるお寺なので、「座禅婚活」もされているとか。なかなかの確率でカップル成立し、ゴールインされた方もいらしゃるとか。座禅で婚活する方は、結婚に対しても真面目なのかも。
本堂の廊下から見た平成涅槃図大壁画の説明と全体図が、掲げられていた。
詳しくは画像をクリックすると、画面が大きくなって読めます↓
ところで、ずっと気になっていた屋根の上の白い物。あれはアワビの貝殻だよね。でもなぜ屋根に?
幸いご住職に質問できた。茅葺きの屋根を巣の材料にパクる鳥避けだそうだ。ほら、不要なCDをぶら下げて、虹色に光るので鳥避けにするのと一緒。
また、海のものなので、水をイメージして火伏の魔除けとしての意味もありそうだ。
充実した時間を過ごして、禅定寺をあとにする。