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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ナゾの家

ふたたび、民家園にプレイバック。

台形の屋根を持つ、パッチワークみたいな土壁の民家。不思議なインパクトだ。

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荷車も待機中。

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もしかして、納屋? 

 

あとから来た団体さんに混じって、説明を聞いておけば良かった。

縄を巻き付けた屋根を支える丸太の感じが原始的。最古の民家といわれている神戸の千年家住宅に似ている屋根だけど、壁面のビジュアルはとてもモダン。

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モンドリアンのモノクロ画面構成みたい。

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ナゾのまま次の建物へ。

飛び出しパタリロ!2丁あがり。

今日はからっとした空気で、いいお天気。日差しも強くて絶好のペンキ日和だ。

 

ということで、先日片面を塗った飛び出しパタリロ!の裏側に取りかかる。

 

前回は、水性ペンキのチューブをそのまま使ったから、目に飛び込む色合いになった。それは「飛び出し人形」の目的にかなった正統なものだが、室内のインテリアとしては、もうちょっと目にやさしくてもいいのではないか? という考えで、裏側は色を混ぜ込んで、心持ち渋めの色合いを目指してみた。

 

仕上げの黒を入れる前の段階が、これ。上塗りするので、少し天日干ししてから黒を入れる。

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パタリロの髪は白抜きではなく、アイボリーの絵の具を塗ってある。ちなみに、タマネギ隊員の眼鏡もアイボリーだ。丸山師匠直伝の「ペンキ用広告紙パレット」も大活躍。

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3時間ほどで完成をみた。出来上がった感想は、夏休みの宿題を最終日に仕上げた気分だ。自分が出した宿題だけどもね。

当面、たぬき亭の玄関に仮置きしてます。

そぞろ山道歩きと水車小屋

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宿場は終了して、信越へ。道ばたには石仏などが並んでいる。

 

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左から、

道祖神」は村の入り口や辻などに祀り、悪いもの(疫病など)が入ってくるのを防ぐ境界の神様。「庚申塔」は60日に1度、夜通しで行なわれる庚申講を実施した記念として建てられるもの、らしい。「馬頭観音」は死んだ牛馬を供養する観音様。

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実はそれに先立って、電気のマンホール発見。

 

次は小屋。ちょっとメルヘンな水車小屋だ。小学生の頃は、ちょっと憧れていた。

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村に30軒もあったらしい。

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19世紀のすばらしい動力。究極のクリーンエネルギー。しかも勝手に仕事をやってくれる。

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茅葺き、土壁の素朴な小屋だ。

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土壁のひびわれもナチュラル。どのくらい持つもんなんだろう。

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中にある杵と臼は、精米や粉引き、藁打ちまでできるすぐれもの。長野県だから、蕎麦の実もそば粉にひかれることも多かったのだろう。

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当然天井はなく、屋根はむき出し。無骨な梁もかっこいい。

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水車の車輪は、修理がしやすいように、取り外し可だ。

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近くには、六地蔵さん。

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水車小屋は、川崎市重要歴史記念物。その詳細は民家園のHPより ↓

 

旧所在地:長野県長野市大字上ケ屋

建物区分:水車小屋

構造形式:寄棟造・妻入り、茅葺、桁行4.5m、梁行4.2m

建築年代:19世紀中期

 

 

「19世紀の巧みな原動力」

水車は使用目的によって二種類に分類できます。ひとつは灌漑(かんがい)などで水を上げるのにつかうもの、もうひとつは動力として用いるものです。

この水車は後者で、米つき、粉ひき、蕎打ちなどに利用していました。

水車を動力に用いる場合、水が車輪に掛かる高さによって上掛け式、胸掛け式、下掛け式に分けることができます。上掛け式と胸掛け式の場合は水をみちびく樋(とい)が必要になりますが、下掛け式の場合は水流に直接車輪をひたします。本園の水車は上掛け式で、車輪の直径は約3.6m。傷んだ場合に修理がしやすいよう車輪は建物本体から外せるようになっています。

 

見どころポイント

  • 粉挽き、米つき、わら打ちの3つの機能が備わっています。
  • 水車に水を導くための樋(とい)があります。

 

三澤家は耐震工事中。

鈴木家向かいの井岡家は、屋号は油屋だけど、線香屋さんに商売替えされた。

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こんにちはぁ〜。

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ここに座りたくなる気持ちもわかるけど、歴史的建造物は取り扱い注意なのだ。

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中から外を見たところ。

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格子戸から、通行人に声をかけたりもできそう。線香の香りも届けられそう。でも江戸時代には、伽羅や白檀の香りは高嶺の花だったろうし、今みたいにバラやお茶の香りはないだろうし、仏壇用オンリーだったろうから、ちょっと抹香くさいかな。

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さて、次に行ってみよう。瓦屋根つきの門がある。

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内側は割合質素だけど、植え込みがきれい。

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んん? しかし、この銀色の手すりのようなものは?

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お子様たちに向けての案内で、耐震補強の工事中だと判明。

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なんと! 民家の下半分がない!! 屋根は板張りで石の重しでごろごろだ!

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これは貴重な光景だ! 解体工事中の民家を見学できるなんて! と大興奮状態。

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しかし、こんなに大きな石が乗った屋根、初めて見ましたよ! 板葺き自体、見たことがないかも。でも確かにご近所にあったトタン屋根の家は、石が乗っていた記憶がある。

 

カッパのキャラクターは「みんカッパ棟梁」(脱力系シャレネームだ)というらしい。彼が免震や耐震などの説明をわかりやすく図解してくれている。

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それぞれの良い点、悪い点などもピックアップしていて、わかりやすい。かな?

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そもそも三澤さんは長野県の伊那で、もともとは組頭をしていた農家。江戸時代に宿場で薬屋さんをして成功したらしい。農家から薬屋へ。士農工商だから、身分的には下がるわけだけど、やはり農家よりずっと儲かったみたいね。

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板葺きに乗る大きな石は、何度見てもダイナミックだ。

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良材に恵まれている土地柄だから、茅葺きではなく、板葺きなんだね。

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ううう〜ん! すごいなあ、この光景!! まさに空中楼閣。

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裏門から退出。

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裏側は、こんな風になっているんだ。ちょっとイギリスのパブみたい。チェンバーっていったっけ。

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樋の先には、ビニールチューブが接続されて、水を逃がしてやる。

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興奮のあまり写真を撮りまくる私。なんか、かっこいいんだもん!

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足場には、資材や鉄筋がいっぱい。どうもご苦労さま、どうぞお気をつけて。

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いや〜、すごいものを見せてもらいました〜!

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興奮覚めやらず、振り返っては写真を撮る私。

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少しアップダウンのある山の道を歩きます。道ばたには、いろんな石仏が並んでいた。

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旧・鈴木家住宅は馬宿です。

それでは再び、5月23日の川崎の日本民家園にバックします。

 

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奥州街道の馬宿、旧鈴木家住宅。今の福島県の物件だ。

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馬喰(ばくろう)や馬方が、馬とともに泊まれた旅籠。というわけで、主に岩手県の南部からの旅人が多かったらしい。

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馬をつないだマヤ。木板と地べたの間に大きめの石が挟み込まれ、風通しよくされている。

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昔は藁がしきつめられていたらしい穴も塞がれ、平らになっている。

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吹き抜けで天井が高い。

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これが板暖簾かな? ↓

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裏の前栽。

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雨水の通る溝がある。

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縁側からお座敷がひろがる。

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お勝手。今で言う居間。(はからずもシャレに・汗)

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となりはさっき見たお屋敷。

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帽子のような藁葺き屋根。

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側溝付きの宿。

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宿だけではなく養蚕もされていたとか。そういえば白洲さんの武相荘も、2Fは子供部屋になる前のもともとは、養蚕の部屋だったそうだ。副業として、さかんにされていた仕事なのかも。

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馬の売買が盛んだった頃の、貴重な宿建築。

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もう一度、マヤを振り返りながら、

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明るい日差しのなかへ。

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日本民家園のHPより、旧鈴木家の案内 ↓

 

奥州街道の馬宿

この建物は、奥州街道の宿駅、八丁目宿の旅籠(はたご=宿屋)でした。南部駒(なんぶごま)を白河(福島県)方面の競り市(せりいち)に出す馬喰(ばくろう=馬商人)や、馬を世話する馬方(うまかた)を泊めた馬宿(うまやど)で、馬は土間(どま)に、馬方は中二階に、馬喰や武士は一階の座敷に宿泊しました。

街道に面した前部は、中二階造として旅籠の営業に当てています。 揚戸(あげど)、格子窓(こうしまど)、日除けの板暖簾(いたのれん)、 深い軒(のき)の出など、宿場の民家の特徴が良く現れています。 後部は通り(とおり)土間に沿って奥に長くのび、左手に家族の生活の場であるチャノマ、カッテ、ニワ、右手に馬をつなぎとめておくマヤが並んでいます。

神奈川県指定重要文化財
旧所在地:福島県福島市松川町本町
建物区分:旅籠(馬宿)
構造形式:前部=寄棟造、茅葺、桁行 10.6m、梁行 6.9m/後部=入母屋造、茅葺、桁行10.4m、梁行5.2m
建築年代:19世紀初期

見どころポイント

土間のマヤには14頭の馬をつなぐことができました。

狭い間口を活かすため、入口は引き戸ではなく開き戸に、正面の板戸は上に収納する揚戸になっています。

「ほぼ日」のお店、Tobichi京都店オープン!

今回もリアル6月6日のできごと。

 

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「ほぼ日」の「Tobochi(とびち)京都店」(「ほぼ日」のグッズ販売店)が河原町四条の「寿ビルディング」にオープンした。

 

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ということで、オープン初日に興味本位で行ってみた。半分はレトロでシックな「寿ビルディング」見たさなんだけど。運がよければ糸井重里さんに会えるかもしれないしね。(ときどき在店するというインフォメーションがあったので) そこには拘泥しないけど。

 

寿ビルの1F入り口付近。

雑居ビルなので、いろんな事務所やお店が入っている。クローバーのドア窓にうっとり。ドアのむこうは、おしゃれなお洋服屋さん♪

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こんな洒落た窓のついた扉なら、思わず開いてみたくなりますよね!

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珍しい横向きの把っ手もかわいらしい。 

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京都は知られざるタイルアートの地。さりげなくシックでかわいい。

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この木の手摺りが素晴らしいんです。とくに折り返しが。ブログの最後(下のほう)に折り返しの写真を載せましたので、どうぞご参照ください。

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この凹凸の模様を撮るのに、ちょっと苦心しました。横からはこうですが、

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下からみても、うっとり♡

 

12時オープンと同時に行ったら、案の定「整理券」配布状態で、2時になりますとのこと。2時は苦しそうなので、ちょっと考えて2時半の整理券をもらった。寿ビルディングは素敵な建物なんだけど、お店のある3Fの一室は狭いので、30分20名で入場制限されていたのだ。実際のところ、スタッフやレジや商品棚で部屋の1/3は占められるので10人も入ったら満員でしょう。

 

四条からバスに乗って岡崎の細見美術館へ。次の日曜日で終了する「杉浦非水展」へ行くためだ。たぶん整理券が出ているだろうという予測のもと、プランニングして家をでたのだ。「非水」はご招待券を持っていたし、バスは1日乗車券(3回以上乗るとお得になる)を買っていたので有意義に時間を使えた。

 

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仄聞にして私は今回初めて知ったのだが、杉浦非水は日本商業デザイナーの草分けだ。盟友・れんくみさんが行って絶賛されていたので、期待していったのだけど、期待以上。すごくよかった。

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今のデザイナーさんには、ものすごく刺激になると思う。私はデザイナーさんでも絵描きさんでもないけれど、もしそういう仕事なら参考にしたい絵柄もいっぱい。細かな絵も、デフォルメも、簡略の仕方も、枠取りの装飾も素敵すぎ。なんといっても目にやさしく、いつまでも見ていたい色合いと色バランスが素晴らしい。植物の描き方もモダンで優しく、美しい構成と色合い。なのに知名度がそれほどある方ではないので、ときには貸し切り状態のお部屋でゆっくりと見ることができた。唯一、図録が売り切れで残念だった。

 

その後、岡崎あたりの郵便局2カ所で、風景印も入手できたし。ギリギリの時間に戻ったTobichi京都店では、(糸井さんにはお会いできなかったけど)オープンイベント?で、ポストカードやお茶や「ほぼ日19歳記念瓦せんべい」のプレゼントがあったり、ちょっと気になっていた「ほぼ日」のマーマレードやカレーのスパイスも買えたり、でした。

 

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来た人全員にプレゼント、記念品のおせんべい。かわいい京都店のマークを裏にいれるはずだったけど、テストがうまくいかずキケンなため涙をのんで断念されたとか。いいんですよ、おもてなしの気持ちは十分伝わっています。

 

入店後、東京の有名店のお茶をグラス一杯分手渡しでいただき、息せき切って到着した私には、甘露のごとく。味わっていただきました。

 

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やはり、色気より食い気でしょう!

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お昼ご飯を食べる時間がなかったので、京都駅で通りすがりのパン屋さん=進々堂で購入した美味しい食パンを購入し、帰宅後(夕方ちかく)パンにマーマーレードをつけて試食。おいしかった〜〜!

 

東京のTobichiと京都のTobichiがスカイプ(テレビ電話みたいなもの)で常時つながっていて、京都の画面の前で手を振ったら、東京でみている人がいたら手を振りかえしてくれるかも、という試みもあった。

 

寿ビルディングのみどころは、灯り、階段の手すりのカーブ、入り口のデザイン、入り口付近の部屋の四葉のクローバーの窓、などなど。

 

手すりの芸術的なカーブをご覧あれ。 

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いったい、どうなっているんだろうと思うような、優雅なカーブ。

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しかも2段構え。

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手すりの支えも三本ずつのリズムを奏でている。しかもそのうちの1本は、イギリスのアンティーク家具のようにネジネジ。

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 実は、文化庁のおすみつき、登録有形文化財だった寿ビルディング。

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 また、マーマレードを買いにきたいです。と、子どもの作文のような締めに。

梅雨入りの前に。

梅雨に入る前にやっつけておきたかった仕事。

 

ひとつは畑のタマネギを抜いて、しばらく日にさらすというもの。そのあと、数個を束ねて軒先にぶらさげて保存するのだが、その作業はまた後日。今日は夕方まで畑に放置したあと回収して、小屋に入れるところまで。

 

もうひとつは、先日の銭湯画教室で教わったペンキの扱い方を思い出しつつ、「飛び出し人形」を完成させること。今回は水性ペンキなので、油性ペンキの難しさに比べたら楽勝。でも一発勝負な気合いと集中力や、勢いよく描く思い切りなど、あの日経験したことが、なかなか役立った。

 

そもそも「飛び出し人形をつくるなら、キャラクターを『パタリロ!』にしたら面白い!」という夫婦での会話から始まった。夫・H氏はすっかり乗り気になり、GWにわざわざ東近江の飛び出し人形のメッカ「久田工芸」まで出向いて、飛び出し人形のカタドリしたベニヤを買ってくれた。

そのとき久田さんが、「水性ペンキで大丈夫ですが、はじめに白ペンキで下塗りをするといいですよ」とおっしゃっていたので、白ペンキの下地も塗ってくれた。

 

お天気の兼ね合いと、私の家事具合でゆっくり時間があるときを見計らっていたら今日になってしまった。とりあえず、片面はできた。

 

問題はあと片面を描くモチベーションが、次のお天気まで残っているかということ(汗) たぬき亭の奇妙なインテリア?が、またひとつ、いやふたつ、増えてしまった。

 

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タマネギ隊員とマリネラ王国の国王・パタリロ