以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

またまた「ひよっこ」について

木曜日にオンエアされた「ひよっこ」の話で恐縮だけど、みね子ちゃんの初デートは東京タワーで、東京タワーすぐそばの『増上寺』の横をふたりで歩くシーンがあった。そこがジャストに私がおととし偶然歩いた場所なので、ひとりで「行っタワー!そこ、いったわー!!」と、きゃあきゃあ♡ (ひとりで駄洒落言ってもね・・・)

 

ただし残念ながら東京タワーの下で友達夫婦とゴハンは食べたけど、上には上がらなかった。ゴハンのあとは急いで築地本願寺に行ったから。そして、「ひよっこ」では夏の場面だったけど、私の行ったときはレアな雪景色だった。

 

あの、ふたりのバックがミュージカルのようにサイレンスなダンスだったのもステキだった。ふたりのロマンチックな心象風景みたいで。そのシャボン玉みたい夢心地な演出で、シャボン玉みたいなロマンチックな幸福は、あえなく消えそうな予感たっぷりで、でもまだ幸せの絶頂な本日の回。そのへんのさじ加減が絶妙だわー。

 

いろんなことを予感させる本日の回。実はみね子を好きな男子は、他にもいそうとか。

そろそろ管理人・富さんの過去がみね子の恋とスライドして語られそうとか。先週は川本世津子さんが、もしかしたらお父さんの居場所を??という布石を置いてたし。

 

みね子のおとうちゃんの失踪理由は、たぶん昭和のドラマで頻出していた、あの理由なんだろうなあと。もちろん脚本の岡田さんは昭和のドラマ設定(脚本)に思いを馳せて、わざと使った確信犯。もう、みなさんおわかりですよね。

 

って、外れることもしばしばな私の予想なので(笑)

 

それにしてもムネオさん(峯田和伸ウィークは名場面、名言が続出だったなあ。あおりできっと「銀杏BOYS」の知名度があがって、ユーチューブの視聴率があがり、大人気だったろうな。

 

もちろん峯田さんは、ムネオさんとは違う人だけど、ちらっと「あさイチ」で見た感じは、きちんと誠実に受け答えをする感性も抜群なロッカーだった。うろ覚えながら、峯田くんの話したこと↓

 

ビートルズは大好きです、よくもこんなぴったりな役が来たなあと/ビートルズはキャーキャーいう観客の女の子との距離感が絶妙で、そこがかっこいい! ちょっと伏し目がちで照れたようで、でもいい気にならない冷静さもある距離感/

 

ビートルズをあんなに鮮やかに表現できるなんて、新鮮なオドロキだった。ビートルズをほぼ女子目線でみているところも、なんか、いい。

 

しかしほんと、岡田さんはうまいなあ。登場人物がスクランブルしたり、重なり合ったり、フーガになったり、連続したり、相反したり、ちょこっと効果的な脱線入れたりするのもいい。なによりご本人が楽しんでいるのが感じられて(むろん締め切りがあるので苦しい思いもされているでしょうが)、そこがいいなあ、って思うんです。

 

 

 

「宇治田原ふるさと御膳」をいただきます。

お昼ゴハンは、去年できたばっかりの、きれいなお食事処でいただいた。まっさらすぎて、最新式のトイレの仕様にとまどうほどだった(笑)

f:id:simikonokobeya:20170713140521j:plain

ぱっと見、地味だが、しみじみおいしい地の物である。やはりお茶どころなので、お茶を使った物が多い。

f:id:simikonokobeya:20170713140524j:plain

玉露の葉をゴハンに混ぜたり、抹茶をマヨネーズに混ぜてみたり、茶味噌を使った田楽とか。全部美味しかったが、私はお茶の葉の天ぷらがお気に入りだった。写真にはないが、「茶汁」も風味があった。宇治田原の食を堪能する。比較的?高年齢の私たちには、量的にもちょうどいい。

f:id:simikonokobeya:20170713140531j:plain

こうやって「お品書き」にすると、なんか豪華ですよね。私も晩ご飯に手書きの「お品書き」つけてみようかな(笑) 

いや、あってもH氏はまず読まずに食べるだけだから、ムダな努力だ(確信) やめとこやめとこ。

禅定寺境内を巡る。

境内の弁天池には、弁天堂がある。いかにも寺院の庭園なのだが、

f:id:simikonokobeya:20170707145144j:plain

この太鼓橋が、ふと私に「モネの庭」を連想させたのだ。

f:id:simikonokobeya:20170707145147j:plain

ほらほら、睡蓮だって!

f:id:simikonokobeya:20170707145149j:plain

カラーもステキ。洗濯洗剤のCMみたいだが、日の光の下、白さが輝いている。

f:id:simikonokobeya:20170707145152j:plain

もちろん寺院の庭園らしさも満喫。青紅葉が、石組みが美しい。

f:id:simikonokobeya:20170707145135j:plain

ん・・・? アップにすると、不思議な顔面もありますが(汗)

f:id:simikonokobeya:20170707145138j:plain

これだけの庭は、並大抵の努力では維持できない。雑草が生えていないだけではなく、

f:id:simikonokobeya:20170707145157j:plain

竹から落ちる遣り水と、花々の配置と世話も行き届いている。

f:id:simikonokobeya:20170707145208j:plain

さりげなく苔や蕗もあしらわれている。

f:id:simikonokobeya:20170707145325j:plain

鐘楼の横を通り、

 

f:id:simikonokobeya:20170707145212j:plain

素敵すぎる四阿(あずまや)。苔むした茅葺きの下で、風光明媚を楽しめる。

f:id:simikonokobeya:20170707145234j:plain

屋根のてっぺんの継ぎ目には、やはり大きな器が雨よけに伏せられていた。

f:id:simikonokobeya:20170707145244j:plain

鎮守堂の前には、縁結びの絵馬代わりのカード。よつ葉のハートのクローバー模様だ。

f:id:simikonokobeya:20170707145250j:plain

宇治田原という地域は、地形上もハート型なので、ハートで町おこしをされているとか。ハートを前面に押し出してから、観光客が急増したそうだ。

f:id:simikonokobeya:20170707145253j:plain

禅定寺は座禅体験ができるお寺なので、「座禅婚活」もされているとか。なかなかの確率でカップル成立し、ゴールインされた方もいらしゃるとか。座禅で婚活する方は、結婚に対しても真面目なのかも。

f:id:simikonokobeya:20170707145301j:plain

本堂の廊下から見た平成涅槃図大壁画の説明と全体図が、掲げられていた。

f:id:simikonokobeya:20170707145038j:plain

詳しくは画像をクリックすると、画面が大きくなって読めます↓

f:id:simikonokobeya:20170707145040j:plain

ところで、ずっと気になっていた屋根の上の白い物。あれはアワビの貝殻だよね。でもなぜ屋根に?

f:id:simikonokobeya:20170707143657j:plain

幸いご住職に質問できた。茅葺きの屋根を巣の材料にパクる鳥避けだそうだ。ほら、不要なCDをぶら下げて、虹色に光るので鳥避けにするのと一緒。f:id:simikonokobeya:20170707143702j:plain

また、海のものなので、水をイメージして火伏の魔除けとしての意味もありそうだ。

f:id:simikonokobeya:20170707143704j:plain

充実した時間を過ごして、禅定寺をあとにする。

f:id:simikonokobeya:20170707145403j:plain

収蔵庫は宝物だらけ

収蔵庫は山門(仁王門)前にあって、そこからの風景も、南山城ののどかさに溢れていた。

f:id:simikonokobeya:20170712091508j:plain

収蔵庫にはご本尊の「十一面観音立像(重文)」をはじめとした十体の平安時代からの諸仏が祀られている。当然、写真撮影禁止。でも禅定寺のHPに写真がリンクされていて仏像名をクリックすると拝見できるので、ご興味のある方はこちらを↓

境 内 - 曹洞宗 禅定寺

 

といいながら、すっかり収蔵庫の記憶がおぼろになった私も仏像の画像を参考にして、この記事を書こう。

 

実はこのご本尊、以前京博で開催された「南山城の古寺巡礼展」で拝見したことがあったのだ。というか、ほぼ収蔵庫の仏像は出品されていたらしいので、お会いできたのは2回目だったみたい。

 

立派な収蔵庫には、正面にご本尊の「十一面観音立像」(重文)がいらっしゃっる。3メートル近い大きさで存在感のある美しさ。木造で漆箔がほどこされており、衣紋の流れも優美。前身は桜材、後身は檜材で作られている。

驚くべきは前面だけでなく、360度から拝見できる、仏像展の最前線をゆく展示方法だ。

 

藤原期の奈良仏師が作ったのだが、作者は不明。可能性としては、禅定寺が創建(995年)された平安時代末期の造像で、大仏師・定朝の作である宇治平等院鳳凰堂阿弥陀如来坐像」よりも60年ほど古いものであり、定朝の師匠である(ひょっとしたら父親かもしれない)「康尚」(こうしょう)の作かも、という説も。

一方、先ほどいただいた「ころ柿」のレシピを教えてくれたのが、この観音様の化身だったという伝説もあるそうだ。

 

その両脇には「日光・月光菩薩立像」。ふつう、観音さまの脇侍は、「不動明王」と「毘沙門天」らしいので、珍しいパターン。ご本尊と同じ時期に作られた一木作彩色の重文だけど、もとはセットではなく客仏で、よそからみえた仏さまたちらしい。江戸時代に禅定寺を再興した月舟禅師が、別のお寺から持ってきたという説がある。その後、明治の廃仏毀釈で彩色が落とされ、まったくの木肌になられてしまった。それはそれで美しいんだけどね。

 

その他、「四天王立像」「文殊菩薩騎獅像」「地蔵菩薩半跏像」なども、藤原時代の素朴でおおらかな木造仏で、いずれも重要文化財

岩座に座られて、弥勒菩薩のように半跏思惟のお姿が印象的なお地蔵さまは、シンプルで、ことさらに美しくたおやか。もとは桑在寺にあったものかもしれない、とのこと。

 

また、文殊菩薩さまは定型通り獅子に乗られているのに、大威徳明王像(藤原時代作)は、何故か定番の「牛」ではなく「象」に乗っていらっしゃる! 本来の普賢菩薩さまが失われたので、なんらかの理由で乗り物の牛をなくした大威徳明王さまがお乗りになられたのでは、ということになっている。

大威徳明王は異形で猛々しいお姿だが、象だって相当猛々しそう。鼻をふりあげパオーン!!と吠えている真っ最中。そんなに猛々しいのに、なぜかほのぼのするのは、古仏のおおらかなチカラだろう。

そして古仏だけあり、獅子の毛並みも奇妙だし、象の牙は下から生えている。獅子も象も見たことがない仏師が、少ない情報と想像力で作り上げた力作だからであろう。いいじゃない、象の牙が逆に生えてたって。

 

ところでお寺の宝物は仏像だけではない。「禅定寺文書」も国の重文である。書かれたのは鎌倉〜室町期。その内容は・・・近隣と境争論を繰り返していたという、ちょっとありがたくはない出来事なんだけどね。

ところで、まだ学生だった現・皇太子の浩宮さまが、昭和55年にゼミ旅行で、ご学友たちとこの文書を見に来られたそうだ。証拠写真も抜け目無く残っている。ちなみにご学友はすべて女生徒だったらしい。

 

私がご住職の説明で、とても腑に落ちたことがあった。古来、近江の木材が瀬田川〜木津川を通って運ばれ、奈良のお寺の仏像になったという話である。なるほどと思ったのは、長谷寺の巨大な観音様は、琵琶湖に浮かんでいた霊木を使って作られたということ。なぜ遠い近江の地から?と、かねてより不思議に思っていたことが、ここで解明された。すっきり♪

 

f:id:simikonokobeya:20170712091518j:plain

ふたたび仁王門を通って境内に戻る。ぞろぞろとご住職に従って行く。

「経験者は語る」

宇治田原レポートの途中だけど、自分で解決できない疑問が浮上したので、割り込んじゃいます。

 

昨日、仕事をしながら問題のコトバが、「妖怪人間ベム」のオープニングの映像みたいに、記憶の奥底から浮上して、アブクとなりはじけた。それ以来、私はずっと、そのはじけたコトバにひっかかっている。これだ。

 

「経験者は語る」。

 

これ、いつ頃だったか忘れたけど、たぶん小学生(もしかしたら中学生だった?)くらいのときに(つまり70年代前半くらい)、なんかこの「経験者は語る」というコトバが、やたら流行ったことがあった。もともとどこからブレイクしたのか、気になって気になってしょうがない。夜もおちおち眠れないほど。ーうそだけど。

 

漫才のギャグだったのか、コントの決め台詞だったのか、吉本新喜劇のフレーズだったのか。お笑いネタだったような気がするんだけど、全然思い出せない。

 

ああ〜! 気になる〜!! すごくしょーもないことだけど、気になる〜! 

 

ご存知の方がいらっしゃったら、ぜひコメントをいただきたく思います。よろしく☆

禅定寺本堂

禅定寺は「藁葺き」で有名なお寺だ。藁葺きの古民家を満腹になるほど見てきた私も、お寺の屋根なら珍しい。

f:id:simikonokobeya:20170707143655j:plain

 

私の子どもの頃は町内に、まだ藁葺きの家がちらほら残っていた。屋根に草が生えていたりもした。

f:id:simikonokobeya:20170707143700j:plain

こちらの絵馬。文殊菩薩で有名なお寺なのだ。ということは、受験用の絵馬ですね。

f:id:simikonokobeya:20170707144227j:plain

ご住職の、たぶん「禅定寺関係」の蔵書。上の段には「見仏記」もあるらしい、と他の人のブログで読んだ。

f:id:simikonokobeya:20170707144222j:plain

浩宮皇太子が学生時代、ご学友の女子たちとゼミ旅行でこられたことがあったらしい。証拠写真も残っていた。司馬遼太郎さんの直筆の俳句も↓

f:id:simikonokobeya:20170707144225j:plain

この本堂は、江戸時代に荒廃していた禅定寺を、金沢の僧「月舟」が再興した。

 

f:id:simikonokobeya:20170707143755j:plain

禅林寺の本堂背後の防災壁には、巨大な「大涅槃図」が描かれている。その大きさは「横45m×縦8m」。本堂の廊下から見たので、お釈迦様の首から下が木の陰になり見えていない。

f:id:simikonokobeya:20170707145040j:plain

この作品は全国より公募されたもので、お釈迦様の周囲108ブロックをワンブロックずついろんな作者の絵が寄せ集まっている。現代の涅槃図は色合いもポップだ。禅定寺のご住職の奥さまは、海外でも活躍なさっている洋画家さんなのだとか。

「寺院=渋い」という常識にとらわれていないところが、パンクな禅宗らしい(笑)

いや、禅宗は割合コンサバだけど一休さんが突出してパンクなのかも。 f:id:simikonokobeya:20170707143758j:plain

奈良にも近いこの地では、柿も名物であるらしく、檀家さんたちの協力のもと、「ころ柿」という平干しの干し柿を作られているのだそうだ。それを冷凍保存して、シーズンオフにお茶請けとしてお客様にお出しすると、珍しいのでたいへん喜んでいただけるとか。

f:id:simikonokobeya:20170707143807j:plain

大盛り二皿のころ柿を、気前よく出してくださいました! もちろん大好評で、みなさん、景気よく、ぱくぱく♡ あ、景気いいのは私だけか? 

お茶の産地でもあるので、出していただいたお茶もとても美味しかった。白洲正子さんもここでお茶をだしてもらい、「ことのほか美味しかった」と書かれていた。

f:id:simikonokobeya:20170707143903j:plain次から次に話を繰り出してくださるご住職。長い話はクドイか、退屈か、自慢話が多いんだけど、こちらのご住職は知的で話題も豊富。「へえ〜!」連発のトリビアルな話を交えて、聴く人を飽きさせない。ベクトルも多岐にわたっていた。その場での質問にも即答である。

f:id:simikonokobeya:20170707144030j:plain

サッシの向こうのお庭も素敵だけれど、釜の上の自在鉤もいいなあ。目が離せないくらい。

f:id:simikonokobeya:20170707144034j:plain

魚は火事にならないおまじないとして、また火のそばで居眠りをしないように、まぶたのない魚をかたどっているらしい。

f:id:simikonokobeya:20170707144055j:plain

この竹の根元も意匠としてなんとも面白い。

 

猿丸神社から禅定寺へ

f:id:simikonokobeya:20170707133153j:plain

青紅葉に感嘆しつつ、鳥居をくぐり裏参道の階段を下りる。

f:id:simikonokobeya:20170707133703j:plain

みごとな別世界だ。

f:id:simikonokobeya:20170707133157j:plain

一本だけ、赤い紅葉があった。年中あかい「ちしおもみじ」だろうか。

f:id:simikonokobeya:20170707133159j:plain

真っすぐに立つ杉か檜の下には、鮮やかな緑色のシダの葉が、目一杯腕を伸ばしていた。

f:id:simikonokobeya:20170707133202j:plain駐車場に戻る一行。次は禅定寺(ぜんじょうじ)だ。今回のツアーの目玉である。

f:id:simikonokobeya:20170707133757j:plain

禅定寺前で下車し、階段を上る。ここは平板に見えるけど、その割にはけっこう石段があった。

f:id:simikonokobeya:20170707133816j:plain

まず最初の門をめざす。

f:id:simikonokobeya:20170707133827j:plain

すてきな書体で石に彫り込まれた寺号。

f:id:simikonokobeya:20170707133848j:plain

雑草は取捨選択されているような、自然でかわいらしいアプローチだ。

f:id:simikonokobeya:20170707133947j:plain

やっと次の仁王門に到着。サツキの咲くいい季節だ。

f:id:simikonokobeya:20170707134027j:plain

下から見たときはそうでもなったけど、案外高い。

f:id:simikonokobeya:20170707131634j:plain

禅定寺は、平安時代藤原兼家藤原道長の父。関白・太政大臣)の帰依を受け、東大寺別当を務めた僧・平崇によって10世紀末に創建。当時は東大寺の末寺だったが、後に宇治の平等院の末寺となり、江戸時代には曹洞宗の禅寺となっている。

f:id:simikonokobeya:20170707132335j:plain

山号は補陀洛山。

f:id:simikonokobeya:20170707131639j:plain

丸瓦は、禅定寺特注品。でも禅定寺って三文字なのに?  もう一つ禪の字が入っていた。「禅寺」ということなのかな? そういえば、座禅のできるお寺だったっけ。

f:id:simikonokobeya:20170707131708j:plain

巨大なわらじがあるということは・・・仏像ファンならご存知、仁王さまへの奉納品。仁王さまにわらじを奉納すると、足が丈夫になるご利益があるといわれている。

f:id:simikonokobeya:20170707132217j:plain

わらじは奉納できないけれど、足は丈夫にしてくださいませ!! と、厚かましいお願いをする。

f:id:simikonokobeya:20170707131716j:plain

よろしく!! と念を押しておく。

f:id:simikonokobeya:20170707134548j:plain

こちらの仁王さまにも!

f:id:simikonokobeya:20170707131825j:plain

たのんます!!

f:id:simikonokobeya:20170707131728j:plain

こちらは南北朝時代五輪塔

f:id:simikonokobeya:20170707131854j:plain

昔は京都と奈良と滋賀県と三重(伊勢)を結ぶ交通の要所だったんだろうなあ。いまはとんでもない僻地と化しているけれど。

でもだからこそ、守られている物もあるのかもしれない。